アニメも話題の『推しの子』が、2024年11月14日に最終回を迎えました。
ただ、ちょっとモヤっとする終わり方に、賛否両論が巻き起こっている状態です。
この記事では、『推しの子』の最終回の簡単なあらすじやアクアたちの結末、そして残された謎についてまとめていきたいと思います。
推しの子の最終回のあらすじ
アクアがいなくなった後、ルビーはずっと泣き続けていました。
しかし、悲しみを抱えながらも立ち上がり、走り始めます。
それはルビーだけではありませんでした。
アクアの身近な人たちは嘆きつつも前を向き、各々が自分の道を進もうと努力します。
そしてついにルビーはB小町としてドームに立ち、暗闇を照らす星となったのでした。
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事件の黒幕
アイやゴローが殺されるきっかけを作った黒幕は、やはりカミキヒカルでした。
カミキヒカルはニノやリョースケのような人たちを唆し、殺人をするよう仕向けていたのです。
しかし、カミキヒカル自身が手を下したことは一度もなかったため、殺人教唆の罪すら問えなかったようです。
アイ、ゴロー、片寄ゆらの3人を殺した実行犯は、ニノとリョースケです。
アイはリョースケが、ゴローはニノとリョースケの2人が、片寄ゆらはニノが殺したようです。
作中には出てきませんでしたが、カミキヒカルが操っていた(唆していた)人たちは他にも何人もいて、犠牲者もまだまだいたと明かされました。
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それぞれの結末
アクア
アクアはルビーを守るため、カミキヒカルの殺害を決意。
しかし、ただカミキヒカルを殺しただけでは、今度はルビーが殺人犯の妹になってしまいます。
そうならないためにも、アクアは自分が犠牲者に見えるよう自分で自分を刺しました。
その上でカミキヒカルを崖から突き落としつつ自分も海に落ち、壮絶な最期を迎えます。
その後、アクアの考えたシナリオ通りに進み、アクアは「逆恨みした犯人に殺された犠牲者」として報道されることになります。
カミキヒカル
カミキヒカルはニノを使ってルビーを殺そうとしていましたが、アクアたちに悟られていたため失敗。
アクアが自分のもとへやって来たときも、アクアに自分は殺せないと余裕の態度でいました。
しかし、アクアが自らを犠牲にしてまでもカミキヒカルを殺そうとしていると知り、さすがに焦り始めます。
そして、アクアに崖から突き落とされ、アクアともみ合いながら海の中へ。
それでも殺されまいともがくカミキヒカルでしたが、頭を岩場に打ち付けたことで力が出なくなります。
最後はゴローたち死者の幻影に引きずり込まれるようにして、海の底へ沈んでいきました。
ニノ
ニノはアイを超す存在となったルビーを殺そうと、彼女のいるマンションへ。
そしてリョースケがアイを殺したときと同じようにルビーをナイフで刺しますが、それはルビーに変装したあかねでした。
あかねは防刃チョッキを着ていたため、無傷。
ニノは壱護らに取り押さえられます。
そこでニノは初めて自分の本心を語り、警察でもこれまでのことを素直に自供しました。
ルビー
みんなに守られカミキヒカルの脅威から抜け出すことができたルビー。
しかし、アクアの死に絶望して部屋に引きこもるようになります。
それでも悲しみを乗り越え、最後はアイのようなアイドルへと成長しました。
有馬かな
かなはアクアが死んだら「罵ってビンタしてやる」と言っていた通り、棺桶の中のアクアの遺体を思い切り平手打ちします。
「まだちゃんと好きだと言ってない」と号泣し大暴れしますが、ルビーと同じく前を向いて歩き始めます。
かなはB小町を卒業し再び女優として活動を始めるも、アクアの死がトラウマとなり、撮影を止めてしまうこともあったようです。
それでもくじけず、仲間を支えながら悲しみを乗り越えようとしていました。
黒川あかね
あかねはアクアが1人で何もかも背負いつつ逝ってしまったことを悲しみながら、それでもアクアの気持ちを誰よりも理解していました。
アクアが発見された現場で1人涙するも、それ以降は泣くこともなく、アクアのお葬式でも毅然とした態度を取り続けます。
あかねはみんなのことを見守りながら、その後も淡々と自分の道を歩み続けます。
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推しの子の回収されなかった伏線や謎
推しの子には伏線っぽい描写が多く、「これはどういった意味なんだろう」と考察もさかんに行われていました。
しかし、最終回を迎えても回収されていない伏線がいくつかあり、謎が謎のまま終わった状態です。
ここでは、推しの子で残されている謎についてまとめてみました。
最初から最後まで何だか意味深なことを言いながら、結局正体が明かされなかったツクヨミ。
結局彼女は神ってことでいいんでしょうか?
一応ツクヨミの正体はゴローとさりなが助けたカラスだという描写がありましたが、ただのカラスなわけないですよね。
作中では「私を一族代々で祭り上げようという人たちもいる」と言っていたので、おそらくは神様なんだと思います。
しかし、初登場時で「神様はきっと優しいよね」と他人事のように言っていたアレは何?
なぜゴローとさりなの転生を知っていたのか、なぜアイの魂がすでに無に帰したことを知っていたのか、ここらは全部謎のままです。
ツクヨミはアクアとルビーをずっと見守ってきたことは明かされていますが、どこでツクヨミとアクアが親しくなったのかは不明。
ちょいちょいアクアのもとへ訪れては意地の悪いことを言いつつ、最後はアクアの死に泣くという。
結局はアクアが大好きなツンデレ、ってことでいいんでしょうか?
ゴローとさりなを転生させたのは誰
ツクヨミのセリフから、ゴローとさりなを転生させたのは何らかの神様だと思われるのですが、この神については完全不明。
影も形も出てきませんでした。
結局どうして2人が転生したのか、どうやって転生したのかなど、転生にまつわる謎ははっきりしないまま終わりました。
アクアは「妹を守るため転生した」と言ってますが、じゃあなぜルビーは転生した?
これについては最終回の「彼女は暗闇に光を照らすために生まれてきた」とのセリフが答えなのかな、とも思いますが。
もうちょっと具体的に、なんか理由が明かされてほしかったなとも感じました。
アイからルビーへのDVDの内容は?
アイはアクアとルビーにそれぞれDVDを残していました。
そのうちアクアに向けたDVDは、カミキヒカルにアイの本心を見せるという目的で使われました。
しかし、ルビーへ残したDVDは結局登場せず。
どんな内容だったのかわからないまま終わりました。
カミキヒカルの遺体はどうなった?
アクアの遺体は離れた場所で漁師が見つけました。
しかし、カミキヒカルの遺体についてはまったく触れられず。
ただ、アクアが「カミキヒカルに殺された」ということになっているので、きっと遺体は上がったのでしょうが・・・。
カミキヒカルの死後についてはすべて不明です。
ゴローと片寄ゆらの死
ゴローと片寄ゆらの死について、犯人がニノとリョースケだと判明しましたが、殺人の動機がいまいちはっきりしません。
ゴローについては突発的な殺人のような描かれ方がしていましたが、片寄ゆらは結局なんで殺されたんでしょうか?
ニノが実行犯ってことは、おそらく「アイを超す存在が許せなかった」という動機なんだと思いますが、なんかうやむやのままという感じがします。
序盤のインタビューの意味は?
推しの子では序盤に、主要キャラのインタビューシーンが出てきます。
このインタビューには必ず何かの大きな意味があると言われてきましたが、特にこのインタビューが物語に大きく関わっていることはなく・・・。
監督やアクアのインタビューが後に作中に出てきたことはありましたが、それで何かどんでん返しがあるわけでもありません。
特に読者がずっと気になっていた「あかねのインタビューがない理由」は、特に何の解決もしないまま。
あかねのインタビューだけがなかったのは、本当に何の意味もなかったようですね。
目の星の意味
アイやアクア、ルビーに表れる目の星は、感情によって色が変わったり消えたりすることはわかっています。
また、アイのような輝く才能を持った者にだけ表れる、というのもなんとなくわかります。
しかし、結局この目の星とはなんだったのか、はっきりとした答えはありませんでした。
自分が神だと気づいていない神
これは、作中でツクヨミが言ったセリフです。
日本にはたくさんの神様がいて、自分が神だと気づいていない神もいる、と。
この「自分が神だと気づいていない神」って誰!?と話題になったのですが、結局何も判明しないままでした。
単なる世間話だったのか・・・。
あんたの推しの子になってやる
これは作品序盤で有馬かなが言ったセリフですね。
結局推しの子になるどころかアクアは死に、かなはトラウマに苦しむというラスト。
このセリフはなんだったんだ・・・。
二重括弧の意味
推しの子は正式名称が【推しの子】で、タイトルに二重括弧がついています。
この二重括弧には意味があると言われていたのですが、結局この意味はわからないまま。
【推しの子】のタイトルの意味が明かされる日はいつか来るのでしょうか・・・。
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推しの子の最終回まとめ
推しの子の最終回は、アクアが死亡したことによりバッドエンドとなってしまいました。
伏線もいろいろと回収されないまま、モヤモヤしたという読者も多いようです。
とりあえず思いつく限りの謎をまとめましたが、他にも謎のまま終わった設定やエピソードなどがあるかもしれませんね。
最終回を知った上で最初から読み直すと、「あれ、これはどうなった?」となって逆に面白いかも?(^^;)
12月に発売される単行本では描き下ろしの未収録エピソードが収録され、そこでさらなる事実が明かされるようなので、気になった方は単行本を読んでみてください。
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