うしゃおくんのアトピーの記録第三弾です。
前回は無用な病院巡りをした結果、幸運にもいい病院と巡り合えたところまでのお話でした。
今回はその病院での詳しい出来事を書いていこうと思います。
前回のお話はこちら
自分も子持ちの母親であるお医者さん
ステロイドを使わない病院を探してさまよい歩いていた私ですが、その中で幸運にもとてもいいお医者さまに巡り合えました。
そこは電車で30分ほどの病院。
乳児を連れての通院には近いとは言えない距離ですが、HPに出ていた院長先生のお話に好印象を持ち行ってみました。
結果的には処方されたのはいつもと同じステロイド。
でも唯一違ったのが、このお医者さまが患者の話をとても親身になって聞いてくれる人だったということです。
先生も子供を持つ母親だということで、とにかく不安になっている母親の気持ちをよくわかってくれている先生でした。
そのためとても話しやすく、私はステロイが怖くてどうしても使う気になれないことを相談しました。
すると先生はステロイドについて詳しいことを丁寧に説明してくれました。
中でも私の心を変えたのが「一番強力なステロイドを10年間全身に塗りたくる、ぐらいのことをして初めて副作用があらわれる」というお話です。
今まで副作用の話なんかしてくれた医者はいなかったものですから、具体例を出して説明してもらい、なんだかすーっと納得できたんですよね。
そこでようやく私はステロイド治療へとまた戻ることができたのです。
その時にアレルギー検査もお願いしたのですが、「あれ?まだ受けてなかったの?とっくに受けてると思ってた」と言われたので、一度違う病院でお願いしたら「まだ赤ちゃんだから検査は早い」と断られた話をしました。
すると先生は「赤ちゃんの採血は難しいからね。嫌がってやりたがらない医者も多いんだよねー」と苦笑いをしました。
なるほど、赤ちゃんだから採血が早いわけでなく、赤ちゃんの採血は難しいから言い訳をして断っただけなのか、あの医者は。
なんというか、それならそれで採血が得意な医者を紹介でもしてくれればいいのに。
まあ、それはともかく、ようやくここででアレルギー検査ができることになりました。
やっぱり大変な赤ちゃんの採血
この時期はまだまだ赤ちゃんだったうしゃおくん、腕に注射針を刺すため、毛布で全身ぐるぐる巻きにされました。
そして看護師さんが数人がかりでうしゃおくんの体をおさえつけます。
ものすごい力でおさえつけているにも関わらず、看護師さんたちはみんな素敵な笑顔。
「すぐ終わるからねー」「大丈夫だよ~」とみんなでにこにこしながらうしゃおくんをがっしりホールド。
なんともシュールな光景でした(笑)
が、そこまで見たところで「お母さんいると助けを求めちゃうから、ちょっと外に出ててね」と追い出されたため採血自体は見ることができず。
あとは部屋の外でうしゃおくんの号泣を聞いているだけでした。
いやー、ほんと、赤ちゃんの採血って大変だね・・・(^^;)
採血が終わったうしゃおくんは抱っこされながらぐずぐずと泣いていました。
これがトラウマになって病院嫌いにならなければいいけど、とちょっと不安になったりもしましたが、これでようやくアレルギーもわかります!
なんだかとても遠回りしたけれど、これでやっと私も本格的なアトピー治療へと乗り出すことができたのです。
とは言え、このアレルギー検査の結果が出たら出たでまた大変な日々が始まるわけですが・・・。
それはまた次回のお話とします。
次回へ続く