子育て笑い話

長男(うしゃお)と長女(うしゃこ)の二人を育児中の主婦です。子育ての日常や豆知識、子育てマンガなどを綴っていきます。

怒るのをやめたら楽になった!|子供の朝の支度が早くなった話

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我が家の長男・うしゃおくんはとにかく時間がルーズな男です。

小学校に入学してから、それはもう毎朝が時間との戦いでした。

しかしそんなうしゃおくん、怒るのをやめたらいきなり朝の支度が早くなったのです。

今回はそこに至るまでの試行錯誤の日々の記録をまとめてみたいと思います。

 

 

小学1年生の頃

 

小学1年生はまだまだ幼稚園児に毛が生えたようなものですし、入学したばかりで子供もまだ朝の支度になれていません。

ですから最初の頃は支度を結構手伝ったりしていました。

持っていくものの準備だけは前夜にやっているのですが、忘れ物がないか確認したり、体操着や上履きをいれたりするのは私がやったりしていました。

しかし朝ごはんを食べる、着替える、歯磨きなどの基本的な支度が本当に遅い!!

着替えるのに20分くらいかかってましたからね。

なぜかズボンを半分くらいおろしたまま洋服ダンスの前でボーっと座り込んでる。

「何してるの?」ときくと我に返って着替えを再開するのですが、すぐにまた違うことをしだす。

こんな感じなのでもう見てるこちらはイライライライラ・・・。

友達が迎えにきても急ごうとしないのでこちらが必死で急かしたり。

本当に毎朝憂鬱でした。

 

小学2年生の頃

 

朝の支度、さらにひどくなりました(--;)

1年生の頃はまだ「遅刻しちゃダメだ!」という思いが自分の中にもあったようなのですが、この頃にはもう学校に慣れ切って「別に少しくらい遅刻してもいいや」に変わってしまったようです。

学校には8:15までに行かなければならないのですが、家出るのが8:10とか。

ちなみに学校までは急いで歩いて10分くらいかかります。

7:50には家を出る予定なのに7:50まで寝ているとか。

本当にひどかったですね。

もう毎朝怒鳴ってケンカ。

ふてくされたまま登校、とかそんな日ばっかりでした。

 

小学3年生の現在

 

3年生になってもしばらくは朝の支度はひどいままでした。

毎朝怒られてばかりなのも相変わらず。

それが最近になって急に自分で目ざましをかけてパパっと置き、さっさと着替えと朝ごはんをすませ、余裕で7:50には学校へと出かけるようになりました。

私が何を言ったわけでもないのにいきなり「朝起きたら着替えよう!着替えたら朝ごはんを食べよう!」みたいな張り紙を作り、リビングのあらゆるところに貼りだしました。

以前1年生の時にこれと似たことを私がやったことがあるのですが、それのマネをしたのかもしれません。

しかし、まさか自主的にそんなことを始めるとは!

それからは毎朝本当に素晴らしいほどの早さで支度を終えています。

 

怒るのをやめてみたら子供が動きだした

 

ここに至るまで、私も本当に色々なことを試してみました。

さきほど書いたような張り紙を貼ってみたり、お着替え競争とかしてみたり。

 

www.cutepink.work

 

効果があるものもありましたが、やっぱり親としては疲れるんですよね(^^;)

そして私が何もやらない時は支度が遅いままで、まあ根本的解決にはなっていなかったのですが。

とりあえずは遅刻しないようにと様々こちらも努力していました。

 

が、ある日を境にそれをすっぱりとやめてみました。

いや、もうあまりにも疲れてしまって(笑)

しかももう小学3年生だし、遅刻しようがなんだろうがある程度はもう子供本人の責任だろうと。

こちらが色々と努力するのをやめると同時に、怒ることもいっさいやめました。

朝起こさないと9時くらいまで寝てしまうので、朝だけは起こしていましたが、その時も「起きないと遅刻するよ!」みたいな起こし方はせず、「7時半だよ」と冷静に時間だけ伝えていました。

だいたい8時近くになると「ヤバイ」と思うのかガバっと起きてきました。

そして着替えが遅かろうが朝ごはんが遅かろうが、私は何も怒らず何も言わず。

子供も怒られないので毎日穏やかに「行ってきま~す」と登校するようになりました。

とは言え、毎日遅刻していましたが。

授業にはなんとか間に合っていたようですが、登校時間には毎日遅れていたようです。

それでも私は何も言わず怒らず、を貫いていたのですが、そうしたらある日突然「明日から朝の支度をがんばる!」と例の張り紙を作りだしたのです。

私はあまり本気にせず「ああ、そうなんだ~」くらいに聞いていたのですが、これがびっくり。

本当に次の日から6:50に起き、7:50に家を出るという生活をずっと続けているんです!!

これがいつまで続くのかわかりませんが、それでも自主的に動こうと自分で努力しているところにとても感動しました。

 

怒るのをやめると楽になるは本当だった

 

「子供は怒ると余計に動かなくなる」という話を聞いたことがありますが、これは本当かもしれないと思った出来事でした。

もちろんしてはいけないこととかは怒る・・・というか、叱ってもいいと思うのですが、「支度が遅い」とか「宿題をしない」とか生活習慣に関しては怒れば怒るだけ逆効果なのかも、と思いました。

大人でも頭ごなしに怒られれば「頑張ろう」って気がなくなりますよね。

子供なんてなおさらだと思います。

また怒られると子供の脳は萎縮するという研究結果も出ています。

怒れば怒るだけ動かなくなるのも当然なことなのでしょう。

 

ただこの「怒らない」というのも結構なストレスがかかります。

効果が出るまでには長いことかかるので、それまで子供は遅刻しまくり忘れ物しまくり。

それを何も言わずに見守るというのはかなり根気がいります。

しかし「別に子供が遅刻してもいいやー。宿題しなくてもいいやー」くらいの諦めモードでいるとあまり腹もたちません。

私の場合は完全に諦めモードだったので毎日穏やかでした(笑)

 

もちろん子供によってはこちらが何も言わなければそのままずーっと朝の支度が遅いまま、という子もいるかもしれません。

しかし、ある程度大きくなったのならそれもまた本人の責任。

「学校が嫌で支度が遅い」とかでなければ少し口を出さずに見守ってもいいのかもしれません。

子供も「自分にまかされている」と自覚すると責任感が芽生えてくるものです。

そうすると自立への第一歩を踏み出せます。

もし子供の支度が遅くて怒りすぎている、という人がいたら、一度「怒るのをやめる」を試してみてはいかがでしょうか。

もしかしたら怒っていた時よりもすんなりと動くようになるかもしれませんよ。

 

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