咳止めに効果がある置き玉ねぎってご存知ですか?
玉ねぎを置いておくだけで咳がとまるというもので、おばあちゃんの知恵袋的に昔から語り継がれています。
私も最初は半信半疑でやってみたのですが、今では子供の咳が出たら置き玉ねぎ!というほどの信者です(笑)
そこで、この置き玉ねぎとはどういうものなのか、そのやり方や効果などの体験談をまとめて紹介します。
そもそも置き玉ねぎって何?
置き玉ねぎとは、咳が出ている時枕元に玉ねぎを置いて咳を鎮める、という方法のことです。
玉ねぎを切るとツーンとした匂いがして涙が出てきますよね。
これは玉ねぎに含まれている硫化アリル(アリシン)という成分が原因なのですが、実はこの硫化アリルに咳止めの効果があるのです。
咳止めだけでなく、殺菌や安眠など様々な効果がある優れもの。
この硫化アリルを吸い込めるように玉ねぎを枕元へ置いておくことで、咳がおさまっていくのです。
置き玉ねぎのやり方
まず玉ねぎを用意します。
それを半分に切ります。
枕元へ置きます。
以上!(笑)
簡単すぎてやり方もへったくれもありませんね。
ネットを見ると皮はむいたりむかなかったりとありますが、これは本当にどっちでもいいと思います。
というのも、硫化アリルは玉ねぎの皮をむいただけでは大して蒸発しないので、皮があってもなくても大して影響はありません。
ただ、玉ねぎの切った断面は必ず上を向くように置きましょう。
そうしないと硫化アリルが効果的に蒸発しません。
また、玉ねぎは半分に切っただけでも効果がありますが、「もっともっと硫化アリルを出したいんじゃ~~~!」という人はもっと細かく刻んでもいいと思います。
その時には皮はむいたほうがいいかもしれませんね。
置き玉ねぎは咳をしている人の枕元へ置きます。
できるだけ顔の近くに置いたほうが効果的です。
咳がひどくて寝つけないという場合は、寝る30分くらい前に寝室に玉ねぎを置いておくと、ちょうど寝る時には部屋中に硫化アリルが充満して効果が出ます。
置き玉ねぎの注意点
フレッシュな玉ねぎを使う
置き玉ねぎで使う玉ねぎはできるだけフレッシュなものを使いましょう。
ちょっと干からびたような玉ねぎだと硫化アリルの量も減ってしまっています。
切った時に水分が出てくるようなみずみずしいもののほうが効果があります。
玉ねぎは冷やさない
玉ねぎを冷蔵庫で冷やすと切った時に目が痛くない、と聞いたことはありませんか?
実際に実行している人もいるかもしれません。
ただ、置き玉ねぎで使う時は玉ねぎは冷やしてはいけません。
目がいたくないということは、イコール硫化アリルが出ていないということです。
これでは咳止めの効果がありません。
玉ねぎは常温で保管しておいたものを使いましょう。
新玉ねぎは使わない
新玉ねぎ、柔らかくて甘くておいしいですよね~。
しかし!置き玉ねぎにはあまり向かないんです!
あまり辛くない玉ねぎには硫化アリルが少ないんです。
そのため、新玉ねぎは置き玉ねぎには向いていません。
できるだけ辛みの強い玉ねぎを使いましょう。
器は割れないものを
玉ねぎをいれておく容器は、割れない容器を使いましょう。
特に子供は寝相が悪いので、知らないうちに手や体が当たって器がひっくり返るという恐れもあります。
そんな時でも危険がないように、割れない器で置き玉ねぎを実行しましょう。
置き玉ねぎのデメリット
部屋がくさくなる
とても簡単な置き玉ねぎですが、デメリットがいくつかあります。
そのうちのひとつが、部屋が玉ねぎくさくなるということです。
朝部屋に入るとものすごい玉ねぎ臭です(^^;)
うちの息子は玉ねぎのにおいが落ち着く、ということで置き玉ねぎもできるのですが、私自身はあのにおいが苦手なので置き玉ねぎは無理です(--;)
部屋のにおいは窓を開け放しておけば一日で消えますが、枕とかシーツとかにはにおいがしいついてしまう場合もあります。
その点は覚悟しておきましょう。
ゴキブリを呼んでしまう
冬場はいいんですが、怖いのが夏です。
ゴキブリって実は玉ねぎのにおいが大好物なんですよ~。
ゴキブリよせの薬剤には玉ねぎの成分が使われているくらいです。
つまり、玉ねぎ臭がぷんぷんしている部屋なんて、ゴキブリからしてみたらまさにごちそうがつまった部屋のようなもの!
わさわさと集まってくる可能性はあります(こわっ)
我が家では特に夏場でもゴキブリが襲来してきたなんてことはありませんでしたが、その可能性もあるのでお気を付けください。
夏場は蚊帳などを用意しておくといいかもしれませんね。
翌日の玉ねぎメニューに悩む
置き玉ねぎに使った玉ねぎは、翌日調理して食べることができます。
が、毎日毎日置き玉ねぎをしていると、玉ねぎを何に使っていいかだんだん悩んできます。
量も大した量じゃないので、結局はお味噌汁にいれたり炒め物に加えたり、という感じなのですが。
日によって「今日は玉ねぎいらないな~」という日もあるので、ちょっと悩んだりします。
ちなみに置き玉ねぎに使った玉ねぎは洗ってから使いましょうね。
切って一晩置いてあるので、それ以上放置せずに翌日には使ってしまったほうが安全です。
食べる時は一応加熱して食べるようにしましょう。
置き玉ねぎの効果
我が家では長男のうしゃおくんに置き玉ねぎを実行しています。
うしゃおくんは風邪をひくと咳がものすごいです。
市販の咳止めはまったく効きません。
病院でもらった薬でも効かないこともあります。
最初ははちみつ大根とかも試していたのですが、これもあまり効果がなく。
置き玉ねぎというものを知って半信半疑で使ってみたところ、咳がピタリとおさまりました!
いや、ほんと、大げさでなく!
玉ねぎを置いて30分くらいしたら咳がおさまってきて、その後はすーーっと寝れるようになったんです!
いやー、びっくりしました。
それからはもう、咳がでたら置きたまねぎ。
風邪ではなく喘息の咳でも効果がありました。
うしゃおくんももはや「玉ねぎを置いたら咳がとまる」と信じ切っているので、プラセボ効果というのもあるかもしれません(笑)
しかし、病は気からと言うし、それならそれでオッケーです。
とにかく、我が家では効果抜群の置き玉ねぎでした。
まとめ
夜中の咳は本当に苦しいものですよね。
特に子供の咳は見ているこちらまで辛くなってしまいます。
そんな時に役立つのがこの置き玉ねぎ!
急に咳が出てしまって薬がない、薬は飲んだけど効果がない、そんな時にはぜひ置き玉ねぎを試してみてください。
ただあまりにも咳がひどいようなら、病院は一度ちゃんと受診しておきましょうね。