青のオーケストラのアニメが2023年4月から始まりました!
青のオーケストラはタイトルからもわかるように、オーケストラをテーマにした漫画です。
漫画はアニメになると動きがついて見やすくなりますが、音楽漫画はさらに音楽を聴けるというメリットがあります。
青のオーケストラがアニメ化されるという話を聞いてから、青野くんのバイオリンの音が聴けることをずっと楽しみにしていました!
今回は、青のオーケストラのアニメで使われたクラッシック曲や、BGMで使われた曲を紹介しようと思います。
青のオーケストラの作品概要
青のオーケストラは、マンガワンと裏サンデーで連載されている漫画です。
作者は、阿久井真さんです。
2023年3月時点で、コミックスは11巻まで発売済みです。
現在は阿久津真さんの出産及び育児休暇のため、しばらくの間は不定期更新となっているようです。
青のオーケストラは2023年の1月に、第68回小学館漫画賞の少年向け部門を受賞しています。
2023年4月にアニメが始まり、NHKのEテレで放送中です。
青のオーケストラのあらすじ
プロのヴァイオリニストを父親にもつ青野一は、幼い頃から多くのコンクールで数々の賞を受賞してきました。
しかし、父親が不倫をして家庭が崩壊してしまったことをきっかけに、ヴァイオリンを弾くのをやめてしまいます。
青野一は中学校でヴァイオリン初心者の秋音律子と出会い、彼女にヴァイオリンを教えることになります。
秋音律子を見ているうちにヴァイオリンへの情熱を思い出し、青野一は再びヴァイオリンを弾くようになります。
そして、海幕高校のオーケストラ部に入り、仲間たちと競いながら成長していくのでした。
青のオーケストラで使われた曲一覧
アニメ1話
「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」第3楽章
この曲は、アニメの冒頭で青野一がヴァイオリンを弾くシーンで使われました。
青野一の天才ぶりを見せつけるような、素晴らしい演奏でした。
青野一の演奏を担当したのは、桐朋学園大学大学院1年生の東亮汰さんです。
東亮汰さんは桐朋学園大学音楽学部を主席で卒業し、第88回日本音楽コンクールでは1位を獲得しています。
「24の奇想曲(カプリース)」第24番
こちらは、青野一の回想シーンで使われた曲です。
パガニーニによる有名な曲なので、聴いたことがある人も多いでしょう。
パガニーニは天才的なヴァイオリン奏者で、その人間離れした技術から「悪魔に魂を売り払った」ともいわれていました。
有名なヴァイオリニストの青野一の父親には、ぴったりの曲だといえるでしょう。
青野一の父親である青野龍仁の演奏を担当したのは、アメリカのヴァイオリストのヒラリー・ハーンさんです。
アニメ2話
「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」第3楽章
武田先生と青野一が廊下で会話しているときのBGMとして使われたのが、こちらの曲です。
武田先生が青野一のコンクールを回想しているシーンですが、その映像自体は流れませんでした。
ただ、ヴァイオリン協奏曲 ホ短調が流れたということは、おそらくコンクールで青野一がこの曲を弾いたということでしょう。
「24の奇想曲(カプリース)」第24番
アニメ1話に続き、また出てきました、パガニーニ。
こちらは父親の不倫騒動でマスコミが家に押しかけるという、青野一のトラウマとなったシーンの回想で使われました。
青野一が父親のことを思い出すときは、この曲が流れるようですね。
青野龍仁のテーマ曲とでもいうべき曲かもしれません(笑)
アニメ2話のクライマックスで使われたのが、パッヘルベルのカノンです。
秋音律子がずっと練習していた曲ですが、青野一が弾くとまったく別の曲に聞こえますね。
ようやくトラウマから抜け出して楽しそうにヴァイオリンを弾く青野一の姿に、感動して涙した視聴者も多いのではないでしょうか?
アニメ2話ではEDが流れず、このカノンで物語が終了しました。
終わり方も秀逸な、素晴らしいエピソードでした。
アニメ3話
「軽騎兵」序曲
海幕高校のオーケストラ部による、部活紹介で演奏された曲です。
金管楽器の迫力のある響きから始まるこの曲には、青野一も一発で心を奪われていたようです。
このシーンの演奏を担当したのは、洗足学園フィルハーモニー管弦楽団です。
さすが洗足学園というべき、素晴らしい演奏でしたね!
アニメ4話
こちらの曲は、青野一の同級生である山田一郎が楽器店で弾いていた曲です。
試奏のはずなのに、まるで演奏会のようになっていましたね(^^;)
チェロの曲はヴァイオリンよりもマイナーな曲が多いですが、こちらの曲は聞いたことがある人も多いかと思います。
ほんの少ししか流れませんでしたが、山田一郎の演奏技術がわかるシーンでした。
アニメ5話
「四季」より<春>
第5話は、いきなり見せ場から始まりますね。
まず初めにこの曲を演奏したのは、オケ部1年の青野一と佐伯直です。
青野一と佐伯直はまったくお互いに歩み寄ることなくヴァイオリンを弾き、原田蒼に「まるで音のケンカだ」と言われてしまいます。
しかし、2人の音バトルは、見応えのあるものでしたね。
特に青野一が本気を出すところは、こちらまでゾクっとする感じがしました。
その後、2年生も同じ春を演奏しますが、それは青野一たちが弾いた曲とはまったく別物でした。
一流のヴァイオリン奏者でも、ソロと合奏では演奏の仕方がまったく異なるんだなと実感できる一曲でした。
※以下、随時更新します。