漫画好きmamaのつぶやき

長男(うしゃお)と長女(うしゃこ)の二人を育児中の主婦です。子育ての日常や豆知識、好きな漫画やアニメについて語っています。このサイトはアフィリエイトを利用しています。

【忘却バッテリー】千早瞬平の過去は何巻何話で描かれる?野球を辞めた理由も紹介!

youtu.be

 

忘却バッテリーの主要キャラは、それぞれ中学時代に野球を辞めています。

現在小手指高校のセカンドを守っている千早瞬平も、中学で野球を辞めたうちの1人です。

では、千早瞬平はなぜ一度野球を辞めてしまったのでしょうか。

今回は、忘却バッテリーの千早瞬平の過去の出来事についてまとめていきます。

原作の何巻何話で過去のエピソードが出てくるかも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

 

 

千早瞬平の過去は何巻何話に出てくる?

 

千早瞬平の過去が描かれるのは、忘却バッテリー4巻の26話です。

このとき千早たち小手指野球部は、都ベスト4の氷河高校と練習試合をしていました。

この練習試合は、一時期智将に戻った要圭が取ってきたものです。

相手が氷河高校だと知ったとき、千早はわずかに反応します。

なぜ千早が反応したかは、氷河高校に到着したときに明らかになりました。

氷河高校には千早のシニア時代のチームメイトである巻田がいたのです。

千早は巻田に会いたくなかったため、練習試合の相手が氷河高校と聞いてわずかに表情を変えたのでした。

 

【忘却バッテリー】要圭が記憶喪失になった原因とは?記憶が戻るのは何巻何話? - 漫画好きmamaのつぶやき

 

千早瞬平の過去や野球を辞めた理由

 

フィジカルがない自分を追い込む

 

千早瞬平は、身長が167cmしかありません。

あるときテレビの中の小さな野球選手が自分よりも身長があると知って、愕然とします。

そして、自分には圧倒的にフィジカルが足りないと絶望し、それからアイスを溶かして飲んだり牛乳や米を限界まで胃に流し込むなど、身長や体重を増やすためにありとあらゆることを試しました。

それでも千早の体は大きくなりませんでしたが、彼はわずかな可能性にかけて努力を続けます。

そして、フィジカル面の強化と同時に、千早は知識を身につけることにしました。

身長や体重と違い知識は勉強すればすぐに身につき、千早は知識で自分の足を活かしたプレーをするようになります。

 

チーム内で孤立していく千早瞬平

 

千早は小技を磨き、相手の裏をかき、相手の嫌がるプレーで活躍するようになります。

そんな千早のプレーを見た巻田は「そんな野球してて楽しいか?」と訊きますが、千早は案外これが楽しいと感じていました。

王道の野球ではなくとも、自分より大きい選手が手も足も出ない様子を見るのは気分が良かったのです。

ただ、千早は自分の技術を磨くことに専念するあまり、チーム内では孤立するようになります。

しかし千早は友人ができないことなど気にせず、打率や盗塁数がチームで1番であることに満足していました。

 

清峰葉流火と要圭に敗れる

 

野球はフィジカルではない、自分でも1番になれると思っていた千早瞬平でしたが、その自身は清峰・要バッテリーに粉々に打ち砕かれます。

清峰と要は堂々とした王道のプレーをしつつ、技術も理論も完璧でした。

何もできずに敗北したその試合で、千早はおごっていた自分に恥じます。

そして、練習量や勉強量を増やし、さらに努力するようになるのでした。

 

嫉妬を自覚する千早瞬平

 

清峰葉流火と要圭に敗れてから、千早瞬平の頭の中には何かがちらつくようになります。

それが何かわからないまま過ごしていた千早でしたが、あるとき自分の本心に気づいてしまいます。

「背が2cm伸びた」と自慢する巻田に対し、千早は思わず「いいなぁ」と言ってしまったのです。

嫉妬という醜い感情を抱いた自分に嫌気がさした千早は、「野球は嫌いだ」と自分に嘘をつき続け、必死に野球を忘れようとしたのでした。

 

【忘却バッテリー】清峰葉流火の兄の正体は?登場するのは何巻何話? - 漫画好きmamaのつぶやき

 

千早瞬平の過去からの脱却

 

千早瞬平は野球に未練を残さないため、野球部がない小手指高校に入ります。

しかし、そこにはなぜか清峰葉流火と要圭がいて、千早は結局野球をすることになってしまいました。

ズルズルと流されるように野球を始めた千早でしたが、それでもまだ心の中に「野球が嫌いだ」「時間の無駄だ」と考える自分がいました。

それが、氷河高校との練習試合で過去を思い出し、自分が「嘘つき」であると自覚します。

これまでずっと「野球が嫌いだ」と言い続けてきたのは、ただ野球から逃げていただけだったのです。

千早は氷河との試合中、自分が本当は野球が好きであることを認め、もう逃げないことを決めます。

しかし、千早の中にある壁は、野球に向き合う勇気だけではありませんでした。

千早はこれまで誰も信じることなく、試合でも自分1人の力で何とかしようとしていました。

「チームメイトを信頼しない」という個人主義なところが、千早の本当の壁だったのです。

千早は9回表の追い込まれた場面で、これまでのバッティングをやめて長打を狙います。

後ろに控えているのはアホに戻ってしまった要圭で、千早は自分が打つしかないと思いこんでいたのです。

しかし、これまで小手指野球部でみんなと過ごした経験が、千早を変えました。

誰も信頼せず1人で戦ってきた千早は、初めてここで仲間を信じることにします。

そして、最終的にフォアボールを選び、要圭に打席を譲りました。

自分の「プライド」よりも「信頼」を選択した千早は、これまで目の前に立ちはだかっていた壁を破ることができたのでした。

 

【忘却バッテリー】打ち切りだといわれるのはなぜ?打ち切り説が流れた理由や面白い魅力を紹介 - 漫画好きmamaのつぶやき

 

忘却バッテリーの千早瞬平の過去まとめ

 

 

千早瞬平の過去が描かれたのは、忘却バッテリー4巻の26話でした。

以前のチームメイトがいる氷河高校との試合中、千早は過去を思い出して、トラウマを克服します。

その後、千早は巻田から「もう辞めんな」と言われ、きっぱりと「もう辞めません」と答えました。

ようやく自分を取り囲む壁から開放された千早は、小手指野球部の一員としてさらなる活躍をしてみせるのでした。