2024年7月からアニメが始まった『異世界失格』
太宰治「らしき」センセーが、愛人の「さっちゃん」を探すために異世界人たちと旅立ちます。
センセーの仲間になる異世界人は、アネット、タマ、ニアの3人。
このうちのタマは、センセーが勝手にそう呼んでいるだけであり、本名ではありません。
では、タマの本名とは何なのか?その正体は何者なのでしょうか?
この記事では、タマの本名や正体、過去についてを解説します。
*この記事には原作のネタバレが含まれます。
異世界失格のタマとは
タマは黒い耳と尻尾を持った、可愛い女の子です。
見た目によらず武闘派で、勝ち気な性格をしています。
デスツリーに捕まって絶体絶命だったところをセンセーに助けられ、命の恩人として旅に同行することに。
自己紹介をセンセーにことごとく遮られ、挙句の果てには勝手に「タマ」と呼ばれるようになりました。
最初は抗議していましたが、そのうちタマと呼ばれることを受け入れるようになります。
タマの本名と正体
タマの本名は、マチルダという名前です。
そしてその正体は、なんとグリューンという国の王女でした。
タマは武者修行のために諸国を旅していて、その途中でセンセーたちと出会ったのでした。
ただ、グリューン国王はタマが武者修行をすることを許してはおらず、タマが帰るなり強制的に連れて帰ります。
センセーたちは王女を誘拐した罪で捕らえられ、死刑を言い渡されました。
仲間を解放してほしければ王家の子女として正しくふるまえと言われたタマは、センセーたちを助けるために城にとどまることを了承。
そして、一時的にセンセーたちのパーティから離脱しました。
タマの過去と活躍
タマの過去
タマには、レオンという双子の兄がいました。
父王は王位継承者であるレオンには武術を教えていましたが、王女であるタマには姫らしさを求め、武術を教えようとはしませんでした。
それを不満に思っていたタマは、しょっちゅう父親とぶつかって叱られていました。
しかし、本来レオンは戦いが好きではなく、タマのほうが武術の才能に恵まれていたのです。
それでも2人は自分たちの立場を考え、王子として、王女としての義務を果たそうとしていました。
そんなある日、母親のラバーマと兄のレオンが事故でこの世を去り、国王はひどくふさぎ込むようになります。
それを見たタマは、レオンの代わりになって父親を安心させようと決意。
長かった髪の毛をばっさり切って、武術を極めようとします。
しかし、父王は相変わらずタマに王女らしさを求め、2人の間には大きな亀裂が入るようになってしまったのでした。
自分を取り戻したタマ
タマは幼い頃は父親の望む通りの姫に、レオンが亡くなってからはレオンの代わりとして生きようとしてきました。
心優しいタマはいつも誰かのために自分の心を押し殺し、いつの間にか自分自身を見失っていたのです。
しかし、母親から言われた「あなたが思い描いた通りに生きればいい」という言葉を思い出し、ようやく自分を取り戻しました。
タマは堕天使のカイバラとの戦いで「獣神の紋」を発現し、見事にカイバラを倒しました。
父親との和解
父王はタマの獣神の紋を見て、これまでタマを姫として押さえつけようとしてきたことを後悔します。
自分がタマの才能を殺してきたことを自覚した父王は、これまでの行いを反省しました。
そして、城に残るという選択をしたタマに、「どこへでも行け」とセンセーたちとの旅に戻るよう促します。
タマは「旅を終えたら必ず戻ってくること」という父王の言葉に心を決め、「強くなって帰ってくる」と約束して再びセンセーたちと旅立ったのでした。
異世界失格のタマの声優
ここでは、鈴代紗弓さんのプロフィールと、主な出演作品や担当キャラを紹介します。
鈴代紗弓さんのプロフィール
主な出演作品と演じたキャラ
- 荒野のコトブキ飛行隊(キリエ)
- 精霊幻想記(クリスティーナ=ベルトラム)
- 失格紋の最強賢者(ルリイ=アーベントロート)
- ぼっち・ざ・ろっく!(伊地知虹夏)
- 女神のカフェテラス(鶴河秋水)
- 葬送のフリーレン(ラヴィーネ)
異世界失格のタマの本名と正体まとめ
異世界失格のタマは、マチルダという立派な名前を持ったグリューン国の王女でした。
まったく王女らしくないキャラだったので、この正体にはびっくりでした。
父親との確執もとけてセンセーたちのパーティに戻ってきたタマ。
これからの活躍が楽しみです!