14巻書影出てました。
— 遠藤達哉 (@_tatsuyaendo_) 2024年8月31日
表紙はヘンダーソン先生になります。
クラシカルな雰囲気にしたかったのでフランク・ロイド・ライトを選びました。
縦書きレイアウトもお気に入り。
来週の9月4日発売になります。
よろしくお願いいたします。 pic.twitter.com/oU35oJZpO0
2024年9月4日に発売された、スパイファミリー14巻(最新刊)のあらすじネタバレと感想をまとめます。
14巻のあらすじネタバレ
MISSION:97
期末テストが終わり、ついにその結果が張り出されるときが来ました。
アーニャの順位は168位。
前回の213位からかなりの躍進です。
ダミアンは歴史で1位を取り、ステラ獲得が確実。
アーニャは古語で1位のはずだと自信満々ですが、1位は隣のクラスのアーノルド・クローリーでした。
がっかりするアーニャでしたが、なんとベッキーが2位にアーニャの名前があることを発見。
次席でステラ確定となったアーニャは、喜びを爆発させて叫びだします。
しかし、数学で24点だったアーニャは、ステラと同時にトニトも確定。
情緒がおかしくなって再び叫びまわるアーニャなのでした。
ロイドはステラとトニトを同時に取ったアーニャのせいでハニワのようなおかしな顔になってしまいますが、それでもアーニャの努力を認めて褒めました。
授賞式の後にダミアンの兄・デミトリアスと出会うアーニャ。
デミトリアスの心を読もうとしたアーニャでしたが、彼の心からは何も聞こえてきません。
その後、何とか聞こえてきた声は、「弟がわからん」「人間がわからん」「どうでもいい」という奇妙な内容でした。
デミトリアスの心を読んだアーニャは、ダミアンの家族はみんなへんてこだという感想を抱くのでした。
MISSION:94
ボンドマンがスキーをしているアニメを観たアーニャは、ロイドにスキーがやりたいとねだることに。
即座に却下したロイドでしたが、泣きそうなアーニャを見て仕方なく家族で雪山へ行くことにします。
うまく滑れずにすぐスキーが嫌になるアーニャ。
しかし、ソリに切り替えたことで、楽しく遊ぶことができました。
吹雪いてきたので帰ろうとするフォージャー一家でしたが、吹雪のため麓へ帰れなくなります。
そこで、雪山にあるペンションで一泊することになりました。
そこにはすでに大学生たちが宿泊しており、フォジャー家は彼らと一晩を過ごすことになります。
その夜、大学生の1人が凍ったニンジンに刺され、重傷を負った状態で発見されます。
「赤い雪男(レッドスノーマン)」の仕業だと騒ぐ一同に、ロイドは「犯人はこの中にいる」と告げました。
そして、ロイドが「犯人は必ず見つけ出す」と決めた次の瞬間、アーニャの超能力でペンションのオーナーが犯人だとあっさり発覚。
しかもボンドの予知能力で、アーニャは第2の犯行まで知ってしまいました。
その後、アーニャのたくみな誘導でロイドは犯人を現行犯逮捕。
翌日やって来た警察に引き渡し、無事事件は解決したのでした。
MISSION:95
学期末テストも終わり、イーデン校では終業パーティーが行われることになりました。
アーニャはプランBのためダミアンをダンスに誘われるも、照れたダミアンに激しく拒否されます。
そしてパーティー当日、さまざまな余興を経てダンスタイムに。
なんとアーニャのもとには数人の男子がダンスを申し込みにやって来ました。
それを見て穏やかではないダミアンでしたが、それでも素直になることができません。
しかし、アーニャはロイドが会場に潜入していることを知り、もう一度ダミアンをダンスに誘いました。
それに反発するダミアン狙いの大勢の女子たち。
ユーインとエミールは騒ぐ女子たちを黙らせ、ダミアンのダンスパートナーを決める選考会を開くことを宣言しました。
MISSION:96
選考会最初の競技は、パチパチかかし耐久レース。
片足立ちをしながら上手に拍手できた者の勝ちです。
ロイドはアーニャを見えない糸で操り、勝利に導きます。
ロイドが協力していることを知ったアーニャが調子に乗って変なポーズをしたため、糸を操っていたロイドの左腕が負傷しますが、おかげでアーニャは勝ち進むことができました。
その後の障害物レースも勝ち残ったアーニャは、最後のクイズ大会へ。
アーニャはダミアンやユーインたちの心を読みつつ、わざと間違えを混ぜながら順調に勝ち進んでいきます。
そして、最終問題の「ダミアンの好きな人」という問題では心を読まずに「じなんのちち」と答え、見事ダンスパートナーの権利を手に入れました。
その後、ケンカをしながらもなんとかダンスを踊るダミアンとアーニャ。
そこでダミアンは、アーニャがクイズ大会で家のことや幼いときのエピソードまで知っていたことに、「心でも読めんのか」と突っ込みました。
するとアーニャはダミアンだけに聞こえる声、「そう、アーニャこころよめる」と告白したのでした。
MISSION:97
ヘンリー(ヘンダーソン先生)はパーティーでマーサとダンスをしたことで、昔を思い出します。
ヘンリーがマーサに初めて会ったのは11年生(高1)のときで、マーサは編入してきた8年生でした。
新年度のパーティーでマーサがバレエを披露したとき、ヘンリーはその素晴らしさに「エレガント」と初エレガントを口にします。
当時インペリアルスカラーだったヘンリーは特例で朝のお茶を許されていましたが、そのティータイムにマーサが参加するようになります。
徐々に距離を縮める2人でしたが、同じように戦争の足音も近づいてきます。
ヘンリーは教育で争いを食い止めることを目指し、マーサはそんなヘンリーに恋心を抱きつつも告白することができませんでした。
そして、ヘンリーは卒業して教育大学へと進み、マーサは気力を失い漫然とした毎日を送ります。
しかし、マーサが13年生のとき、ヘンリーが教育実習生としてイーデン校にやって来ます。
そのときから、またマーサの恋心が燃え上がることになります。
MISSION:98
インペリアルスカラーになっていたマーサは、お茶の権利をヘンリーから引き継いでいました。(サボってばかりだったけど)
そこで、今度はマーサがヘンリーをティータイムに招待し、また以前のような楽しい時間を過ごすことになります。
しかし、その平和は長くは続きませんでした。
マーサが入団する予定だったマーロフバレエ団が襲撃を受け、多くのダンサーが死亡してしまいます。
そのままバレエ団は消滅し、マーサは国防婦人軍へ志願します。
2人はそのことで衝突し、ケンカへと発展。
しばらく口を利かなくなってしまいました。
マーサは職員室の前を通ったとき、ヘンリーに結婚の話がきていることを聞いてショックを受けます。
そこで卒業パーティーの日にヘンリーをダンスに誘い、そこで告白することを決意しました。
しかし、マーサがいざ自分の気持ちを伝えようとした瞬間、サイレンが鳴り響きます。
MISSION:99
その場にいた者たちは一斉に逃げ出し、避難を開始します。
結局サイレンは誤報でしたがパーティーは中止になり、マーサも告白できないまま軍へと入ることになります。
マーサは手紙で気持ちを伝えようとヘンリーに手紙を書きますが、ヘンリーに気持ちは伝わらず。
結局「親愛なる教え子」としてしか扱われませんでした。
それでも2人は文通を続け、その文通はかつてのティータイムのように楽しいものでした。
しかし、戦況の悪化とともに手紙の数は減っていき、ついにマーサたち婦人軍も前線へ駆り出されることになります。
このことを新聞で知ったヘンリーは愕然とし、さらにマーサからの手紙で彼女が初めて見せた弱音に涙します。
その手紙にあった「会いたい」という言葉に、ヘンリーは自分もマーサに会いたいと思い、ようやく自分の気持ちに気づきました。
その後マーサからの手紙は途絶えましたが、ヘンリーは変わらずマーサに手紙を書き続けます。
しかし、ラジオで婦人軍が犠牲になったと聞き、絶望に打ちひしがれました。
ヘンリーは婦人軍の犠牲を美談として語る軍人に楯突いたことで監禁され、父親の力により解放されます。
その後戦争は終わってもマーサは帰ってこず、ヘンリーは父親の決めた相手と結婚しました。
しかし、マーサは死んでおらず、重傷を負いながらウェスタリス(西国)のとある家で目覚めるのでした。
SHORT MISSION:12
番外編のひとつ目は、アーニャとベッキーのお買い物回です。
パーティーに着ていくドレスを一緒に選びに行ったアーニャとベッキー。
アーニャはロイドから「既製品にしろ」と言われており、店に並んでいるドレスを選びます。
その中から、アーニャはヨルの一張羅に似ている黒いシックなドレスを見つけます。
アーニャがそのドレスに決めたため、ベッキーはアーニャとかぶらないようなかわいい系のドレスをオーダーすることにしました。
アーニャからドレスの値段を聞いたロイドは、5千ダルク(約150万)という値段に驚愕。
そして、この投資を無駄にするものかと、アーニャにダンスの特訓をすることにします。
しかし、あまりにも才能のないアーニャに諦め、早々にさじを投げますが、アーニャの熱意を見て再びダンスの練習を再開しました。
ところが、翌日ダンスの練習のしすぎて筋肉痛になり、それをダミアンにバカにされて怒り心頭に。
すぐにダンスの練習をやめたアーニャなのでした。
SHORT MISSION:13
留守番で暇をしているボンド。
配達員に怯えたりグラスを割ったり、1人でドタバタしていました。
そこで目に入ってきたのは、以前自分が噛みついてしまった傷だらけのペンギンのぬいぐるみ。
ペンギンから「ヨクモワタシヲコロシタナ」「コノウラミハラサデオクベキカ」などの空耳が聞こえてきて、ボンドは恐怖に震えます。
そこで、冷蔵庫から魚を持ってきてペンギンの前に置くと「ボフェン」と謝りました。
そのとき、傷だらけのペンギンがプロジェクトアップルで虐げられていた仲間の犬たちと重なったボンドは、ペンギンの傷を優しく舐めます。
そのままそこで眠ってしまい、アーニャの部屋は魚臭くなってしまったのでした。
【スパイファミリー】104話(最新話)あらすじネタバレ・感想 - 漫画好きmamaのつぶやき
感想
14巻はもう、内容が密!
なんといってもジャンプ+で読んだとき思わず「えーーーー!?」と声が出てしまったアーニャの告白シーン。
まさか、アーニャがダミアンに超能力のことを話すなんて!!
本当の親子のように仲良くなったロイドにすらまだ打ち明けていないのに!
まさか一番最初に打ち明ける相手がダミアンだとは思っていませんでした。
アーニャはダミアンのこと好きではないけど(恋愛的な意味で)、きっと信頼はしているんですね。
そしてもう、いちいち真っ赤になるダミアンがかわゆいww
14巻ではダミアン・兄も初登場。
思ってたイメージとはかなり違ってびっくり。
そして父親にそっくりすぎ。
デミトリアスもかなり謎な人物で、ダミアンがここまで真っ直ぐ育ったのが不思議なくらいです。
デズモンド家、ほんとどーなってんだろ(^^;)
そして、まさかの「かまいたちの夜」!
犯人はコナンの半沢さんでしたが(笑)
アーニャがあっさり犯人の心読んだのには大爆笑でした。
ここまでミステリーに向いてない漫画もありませんね。
ロイドさん、電話線復旧しちゃうし。
本家とのコラボ動画も楽しかったです。
そして、14巻のメインともいえるヘンダーソン先生とマーサの過去話。
もうね、戦争で引き裂かれた2人がせつなすぎて、涙なしでは読めないですよ。。。
戦争がなければ結ばれていたかもしれないのに・・・。
ヘンダーソン先生とマーサの話はまだ続きますが、詳しい話を知りたい方はこちらからどうぞ。
【スパイファミリー】ヘンダーソン先生とマーサの関係は?2人は結婚していた? - 漫画好きmamaのつぶやき
コミックス未収録の内容も含まれてますので、ネタバレ嫌いな方は注意してくださいね。
番外編はほのぼの2編。
アーニャがヨルのドレスと似ているという理由であのドレスを選んだとこが、なんだかほっこりしますね。
そして、本当はシック系ドレスにしようとしてたのに、アーニャにゆずってくれたベッキー。
マジで良い子(*^^*)
ボンドは相変わらずドタバタしてますが、プロジェクトアップルの回想シーンは胸がキュッとなります。
アーニャもボンドも辛い思いして生きてきたんだなと思うと、これからは戦争もなく幸せになってほしいですね。
以上、スパイファミリー14巻のあらすじネタバレ・感想でした。