2025年10月からアニメ3期が放送される『スパイファミリー』。
アニメ3期ではついにロイドの過去が語られることになります。
では、ロイドはなぜスパイになったのか、原作漫画では何巻何話で描かれているのかなどをまとめていきます。
ロイドの過去は何巻何話?
ロイドの過去話が出てくるのは、原作の10巻です。
話数でいうと、62話になります。
62話の前編・中編・後編として、ロイドの幼少期からスパイになるまでの話が描かれました。
その前の話ではアーニャが2個目の雷〈トニト〉を取ってしまい、ロイドはショックで気を失います。
その気を失っている間に見た夢、という形でロイドの過去編が描かれました。
ロイドの過去編のネタバレ
ロイドの幼少期
ロイドは西国(ウェスタリア)の東部ルーウェンという場所で生まれ育ちました。
幼い頃のロイドは仲間たちから「参謀」というニックネームで呼ばれ、仲良しの3人と兵隊ごっこをして遊ぶ毎日。
友人の3人はそれぞれ「大将」「伍長」「少佐」と呼ばれていました。
しかし、ロイドの父親は厳しい人で、ロイドが兵隊ごっこをすることを禁じていました。
それでもどうしても兵隊セットが買いたかったロイドは、「参考書が欲しい」と嘘をつき、父親からもらったお金で兵隊セットを買います。
ところが、罪悪感から兵隊ごっこを楽しむことができず、その日は途中で遊びを抜けてしまいました。
東国からの突然の攻撃
仲間たちのもとから走り去ったロイドは、顔なじみの店のおばちゃんと世間話をします。
そこで、おばちゃんから「戦争なんてくだらない」「東には従姉妹が住んでいる」と言われ、今まで自分が思っていた東国のイメージや兵隊のイメージに違和感を覚え始めます。
そして、父親に謝り、友達とも他の遊びをしようと決めたとき・・・。
ロイドのいる町が突如として東軍の攻撃を受けます。
町は一瞬にして廃墟と化し、先ほどまで話していたおばちゃんも瓦礫の下敷きに。
わけもわからず呆然と佇むロイドの元へ母親が駆けつけ、2人は親戚を頼ってキールバーグへと避難しました。
再びの空襲
ロイドの故郷であるルーウェンは陥落し、父は帰ってきませんでした。
ロイドは「戦争は起きない」と言っていた大人たちに対し「嘘つき」と毒づきながらも、自分も父に嘘をついたことを後悔します。
その後、東国の攻撃に怯えながらも母と平穏に暮らしていたロイドでしたが、キールバーグもついに空襲を受けます。
そのとき釣りに出かけていたロイドは、周りの大人に言われるままに防空壕に避難。
しかし、ロイドは一瞬の隙をついて外に飛び出し、母親の元へ。
その間も空襲は続き、母も家もすでになく、ロイドは焼け野原となった町でただ1人泣き続けるのでした。
入隊するロイド
それから数年、ロイドはドブネズミのような暮らしを続けます。
好きなものをすべて奪われ、嫌いなものしか残っていない世界で、ロイドは銃を手に取ることを選びました。
当時まだ徴兵年齢に達していなかったロイドですが、ローランド・スプーフィー、18歳と戸籍を偽り入隊。
それからはただひたすら敵兵を殺す毎日を送ります。
そんなとき、ロイドは戦地で東国の脱獄兵であるフランキーと出会いました。
「女と付き合ったこともないまま死んでたまるかぁあ!」と泣き叫ぶフランキーに、思わず笑ってしまうロイド。
タバコを分け、しばし2人で話をしました。
そこで、フランキーはこんな戦争は不毛だと言い切ります。
東国ではこの戦争は西国が始めたことになっており、ルーウェンの爆撃が西国の自作自演だといわれていました。
そんなものは東国が都合良く作ったプロパガンダだと怒るロイドに、フランキーはそれを認めつつも真実は自分たちにはわからないと反論。
「あの爆撃でみんなが死んだ!」と責めるも、「そりゃお互い様だ」と返され、ロイドの「東国=悪」という概念が崩れつつありました。
そのときフランキーを追ってきた兵士たちに見つかり、ロイドは頭部に怪我を負い、フランキーは逃げていきました。
友人たちとの再会
負傷したことで前線から後方部隊に送られることになったロイド。
そこで兵士たちの食事を作っていると、「参謀?」と昔のあだ名で呼びかけられます。
そこにいたのは、小さい頃よく遊んだ大将、伍長、少佐でした。
みんな死んだと思っていたロイドは、3人が生きていたことに感激してボロボロと泣き出します。
そして、みんなで西国を倒そうと盛り上がる3人に、ロイドは「俺はみんなと普通に遊びたい」と言いますが、彼らはこれからロベルツ攻略戦に向かわなければなりませんでした。
ロイドは「戻ったら連絡をくれ」とにこやかに3人と別れますが、彼らが参加した作戦は無謀なもので、戻ってきたのは認識票(ドッグタグ)だけでした。
スパイになる決意を固めるロイド
再会した友人たちが帰ってこなかったことで、ロイドは「作戦を知っていたら引き止められたか?」「敵の動向を知っていたら作戦を中止にできたか?」と自問自答します。
もちろんロイドにはそんなことはわからず、それどころか戦争が起こった理由も知らず、ただ盲目的に国に従ってきました。
ロイドはそんな自分の無知を無力であり悪だと捉えます。
そんなとき、1人の男がロイドを訪ねてきました。
彼は誰にも言っていないロイドの本名を呼び、ロイドの素性をすべて言い当てます。
「憲兵か?」と問うロイドに、彼は「陸軍情報部だ」と答え、ロイドをスカウトしに来たと言いました。
ロイドは迷ったあげくその男のもとへ向かい、名前も地位もすべて捨てるよう言われます。
ロイドは元々捨てた名前などどうでもいいと言い、さらに国家も戦争も勝利もどうでもいいと続けました。
男に「何のために?」と問われたロイドは、笑いながら走り回る子供たちに目を細めながら、「別に理由なんてない」と答え、男はそんなロイドを「嘘つき坊主」と呼びます。
その後ロイドはシルビアのもとへと送られ、みっちり鍛えられることになるのでした。
ロイドがスパイになった本当の理由
ロイドがスパイになった理由は、すでに1話で明かされています。
このときロイドは、「子供が泣かない世界を作るため」スパイになったと独白していました。
この「子供」には「じぶん」とふりがなが振られており、自分のような子供をこれ以上増やしたくないという決意にも感じられます。
また、この「子供」の中には、幼馴染の3人が含まれていることも想像に難くありません。
ロイドがスパイになろうと思った理由は1話のときからブレていませんが、過去編を読むと、ロイドは「無知」であった自分が許せず「情報」を求めてスパイになったと考えることもできます。
無知がいかに恐ろしいものか、情報がいかに大事かを身を以て知ったロイド。
陸軍情報部に入ることであらゆる情報を仕入れ、情報を武器に戦おうとしたのかもしれませんね。
ロイドの本名は?
10巻でかなり詳しく描かれたロイドの過去ですが、結局最後まで本名は出てきませんでした。
ロイドが本名を呼ばれる箇所は、すべて黒塗りとなっていました。
アニメではこの部分をどう表現するのか、楽しみですね。
ロイドの過去まとめ
ロイドの幼少期は戦争真っ只中の時代で、かなり過酷な経験をしています。
町が空襲されるシーンなどは漫画でも胸にくるものがあるので、これがアニメになったらと考えると、ちょっと見るのが怖くもなります。
ただ、ロイドの過去を知ることで、彼がいかに平和を切望しているかがわかり、なぜそこまで任務に必死なのかがわかる気がします。
ロイドの過去編では
- 出身地がルーウェン
- 大将、伍長、少佐という3人の幼馴染がいた
- 母親はすでに亡くなっている
- 父親は消息不明
- フランキーとは戦地で知り合った
- 陸軍情報部からスカウトされてスパイになった
これらの事実が明かされました。
ロイドに関しては本名などまだ謎もあるのですが、この過去編でだいぶ多くのことがわかった印象です。
幼い頃に家族を失い、すべてを捨てて生きてきたロイド。
戦争の危機がなくなったら、ヨルとアーニャの3人で温かい家庭を築いてほしいですね。