中2の息子が、先日行われた東進の全国統一中学生テストを受けてきました。
中1のときに2回受けているので、これで3回目の受験となります。
中2になってからは、もちろん初めてです。
前回、前々回に続き、子供が実際に東進の全国テストを受けた感想などをまとめていきます。
前回までのレビューはこちらです。
参考になさってください。
申し込みから受験まで
申し込みは、毎回webから行います。
一度でも受験すると、受験日近くにメールが送られてくるので、それで開催日を知ることができます。
実は今回はメールを見逃してて、気づくのが遅れたんですが、偶然ネット上での広告が目に止まって申し込むことができました。
前回は試験前に詳細が書かれたメールが届いたんですが、今回はなしでした。
なぜに・・・?
しかも、もう3回目だからか、電話での連絡もかなりあっさり(^^;)
ここらへんは、受ける試験会場の方針によって変わってくると思います。
受験票はいつものごとく、現地配布。
持って行くものは筆記用具だけでした。
東進全国統一中学テスト(中2)の難易度
東進の全国統一テストは、難易度が高いです。
中1のときもそう思いましたが、中2はさらに難易度が上がった感じです(^^;)
では、どういった問題が出たか、教科別に見ていきましょう。
数学
数学は60分の200点満点で、基礎、標準、難関に分かれています。
基礎 10分
標準 25分
難関 25分
このあたりは中1のときの試験と一緒ですね。
基礎の出題範囲は、以下の通り。
①小問集合(数と式、方程式、データの活用)
②小問集合(比例と関数)
③小問集合(図形)
中2の数学の基礎は、基本的な計算問題や方程式、比例反比例、面積、体積、展開図などが満遍なく出題されていました。
学校の少し難しい問題が解ける子であれば、たぶん大丈夫なレベル。
続いて、標準の出題範囲。
①小問集合
②1次方程式とその応用
③平面図形
標準は問題文が長くなります。
単純な計算問題は数問で、あとはほとんど表や図、長い文章と組み合わさった問題となっていました。
最後に、難関の出題範囲です。
①小問集合
②比例・反比例とその応用
③空間図形
難関は、「小問集合」ですら単純な計算問題がなくなります(^^;)
また、比例・反比例と図形が組み合わさった問題や難しい立体問題など、難関高校の入試レベルの問題が出てきます。
ここらへんは学校の授業だけやってたら絶対に解けませんね。
それこそ東進とかの塾に通ってるとか、家で数学の難関高校入試対策用の問題などを解いてるなどしてないと、対策できないと思います。
国語
国語も60分の200点満点です。
基礎 10分
標準 25分
難関 25分
時間配分も数学と同じ。
まずは、基礎の出題範囲から見ていきましょう。
①現代文
②古文
中1から中2で、一番大きく変わったのは国語だと思います。
見てわかる通り、古文が入ってくる!!
学校だとこの時期、まだ古文はそれほど詳しくやってません。
だから、前もって古文の勉強をしておかないと、ほぼ全滅です(ーー;)
しかも基礎の現代文の文章問題もなかなかに長いため、とにかく時間が足りない!
10分であの量を解くには、問題を読んで一瞬で解く必要があります。
少しでも悩んでたら、即タイムオーバーだと思います(^^;)
続いて標準の出題範囲。
①現代文
②古文
こちらも範囲は一緒。
基礎では漢字問題が出ましたが、標準では「まで」とか「の」など助詞に関する問題が出ました。
文章問題は現代文が湊かなえの『ブロードキャスト』から、古文が『伊曽保物語』から。
これまた、結構な問題量(ーー;)
古文では和歌の問題も出題されました。
最後に難関の出題範囲です。
①現代文
②古文
国語の場合、出題範囲はすべて一緒ですね。
難関では対義語や慣用句、ノーベル賞文学賞の受賞者などと知識問題が少し。
現代文は内田樹の『街場の読書論』、古文は『十訓抄』からの出題となりました。
古文はまだ習いたてということもあり、難解でもしっかり勉強していればそれなりに解けると思います。
息子はまったくやってなかったのでお手上げでしたが(笑)
現代文は大人が読んでも、なかなかに難しい文章です。
中2の国語は、古文に力を入れると点数が上がるかもしれません。
英語
英語も60分の200点満点であることに変わりはありません。
時間配分は、以下の通り。
リスニング 12分
基礎 8分
標準 20分
難関 20分
リスニングが入る分、基礎は短くなります。
気をつけましょう。
リスニングは出題範囲の指定がなく、基礎から難解まで一気に出題されます。
息子いわく、難解のリスニングはまるでわからなかったそうです。
正解率を見ても、難関のリスニングは極端に低いです。
標準から難関のリスニングを解くためには、普段からネイティブの英語に慣れておく必要があると思います。
続いて基礎です。
①語彙・文法
②読解
基礎の語彙・文法は、進行形とか三人称単数、複数形、基礎的な熟語などがわかっていれば大丈夫。
教科書レベルで十分いけます。
読解の文章もそれほど長くないし難しくないので、ある程度の長文がしっかりと理解できる子なら満点取るのも難しくはないでしょう。
標準の出題範囲も基礎と変わりません。
①語彙・文法
②読解
基礎の語彙・文法は穴埋め問題でしたが、標準は並び替え問題になります。
ただ、問題自体はそれほど難しくないので、学校でやった文法をしっかりと覚えていれば解けます。
読解は、ベーカリーの人気投票のチラシを見て答える問題。
普通の長文読解よりも、内容を整理するのが少し難しいかも。
最後に、難関です。
①語彙・文法
②読解
出題範囲は変わらず。
難関の語彙・文法は、間違い探しです。
文章の中から、間違っている単語を見つける問題。
落ち着いて解けば、多分解ける問題だと思います。
読解は出題分が基礎の2倍くらいの長さになり、内容も少しだけ難しくなります。
ただ、極端に難しいわけではないので、英語が苦手でなければ大丈夫かと。
ちなみに、読解の問題文は、基礎が日本語、標準が日本語と英語のミックス、難解が英語オンリーとなります。
そのため、問題文の英語も読めないと、難解の読解問題は解けません。
東進全国統一中学生テスト(中2)の全体の感想
中1では数学だけがやばいレベルで難しいという感じでしたが、中2では国語の難易度がかなり上がっていたように感じます。
あ、数学はもちろん難しいです(笑)
やっぱり、一番簡単なのは英語。
英語はしっかりと勉強しておけば、けっこういい点数が取れるんじゃないかな、と思います。
国語も現代文は難しいですが古文が簡単なので、あらかじめ古文を勉強しておけばそこで差がつけられるかも。
あとは、長い文章の問題を早く解く練習をするといいと思います。
東進全国統一中学生テスト(中2)の平均点
今回のテストではどのくらいの平均点だったのか、紹介します。
ちなみに全国平均です。
英語 合計 200 平均 122.8
基礎 60 平均 44.1
標準 80 平均 52.3
難関 60 平均 26.3
数学 合計 200 平均 93.8
基礎 60 平均 48.7
標準 80 平均 37.4
難関 60 平均 7.7
国語 合計 200 平均 87.4
基礎 60 平均 26.0
標準 80 平均 40.3
難関 60 平均 21.1
3教科 合計 600 平均 304.0
基礎 180 平均 118.8
標準 240 平均 130.0
難関 180 平均 55.1
数学の平均点と国語の平均点、めっちゃ低いのがわかると思います。
逆に、英語は平均点もそこそこですよね。
今回、息子は国語と英語の点数がほぼ変わらずだったんですけど、英語は偏差値がガクッと下がったのに、国語は偏差値70超えました(笑)
それだけ国語が難しかったってことですよね。
っていうか、英語簡単なミスしすぎ・・・。
数学なんか平均点見ると、難関問題がみんなほとんどできてないのがわかります。
正解率0%とかいう問題もありましたからね(^^;)
なので、数学の難関はできなくても気にしなくていいと思います。
まとめ
東進全国統一中学生テストの中2部門の1回目の難易度などをまとめました。
中1でも十分難しかったですけど、中2はやっぱりさらに難しくなりますね。
中2の第2回もおそらく受験すると思いますが、どうなることやら今から心配です(^^;)
これから東進全国統一中学生テストを受ける人は、ぜひ今回の結果を参考にしてください。