『その着せ替え人形は恋をする(着せ恋)』ののんちゃんは、五条の幼馴染で、彼の回想にちょくちょく出てくる少女です。
こののんちゃんの言葉により、五条は心に大きな傷を残すのですが、本人はなかなか作中に登場しませんでした。
しかし、最終回も近づいた終盤で、ついにのんちゃんの正体が明らかになります。
この記事では、この着せ替え人形は恋をする(着せ恋)に出てくる五条の幼馴染、のんちゃんの正体や、何話に出てくるかを解説します。
その着せ替え人形は恋をする(着せ恋)ののんちゃんとは?
のんちゃんは原作の1話で、五条の夢の中に出てきました。
その夢でのんちゃんは、雛人形が好きな五条のことを「気持ち悪い!」と言い、「わっちゃんなんて大嫌い!」と叫んでいました。
この夢は実際に五条が経験したことで、五条にトラウマを植え付けます。
五条は男の自分が雛人形を好きだということは、周囲の人から気持ち悪がれることだと思い込むように。
そして誰にも自分の好きなことを口にできなくなり、周囲と壁を作るようになってしまいました。
のんちゃんの正体
のんちゃんの本名
五条の幼馴染のんちゃんの本名は、青柳のばらです。
のんちゃんは、五条の従姉妹の隣の家に住んでいた女の子でした。
幼い頃に両親を亡くした五条は、一時期従姉妹の家で暮らすことになります。
そのときに、お隣に住んでいるのんちゃんとも出会ったのでした。
なぜのんちゃんは気持ち悪いと言ったか?
のんちゃんは両親を亡くした五条のことを心配し、布団に包まって出てこない五条に本を読んであげます。
五条の叔母から「きっと新菜も喜んでるはず」と言われたのんちゃんは、自分が五条元気づける事ができていると嬉しくなります。
しかし、五条を笑顔にしたのはのんちゃんではなく、じいちゃんが五条に見せた雛人形でした。
のんちゃんは五条を笑顔にした雛人形に嫉妬をし、つい「気持ち悪い!」と口走ってしまったのです。
のんちゃんの後悔
思わず五条に「気持ち悪い」と言ってしまったのんちゃんですが、もちろんそれは本心ではありませんでした。
そのため、のんちゃんにとってもこの件は忘れられない嫌な思い出となり、成長した今でもずっと後悔していたのです。
のんちゃんの登場回は何話?
のんちゃんの登場回
のんちゃんが回想ではなく本編に登場したのは、原作漫画103話から106話です。
103話では最後にちょっと登場するだけなので、本格的な登場回は104話だといえるでしょう。
五条とのんちゃんの再会
幼馴染ののんちゃんと五条が再会したのは、ハニエルコスが終わって少しした頃のことです。
再会したときは五条とひと言も言葉を交わそうとしなかったのんちゃんですが、その後、昔のことを謝るために五条の家を訪れます。
そこで当時のことを語り合う2人。
のんちゃんは思ってもないことを言ったことを五条に謝り、五条はそれを受け入れました。
のんちゃんとの再会で、五条はようやくトラウマを克服できたようです。
まとめ
その着せ替え人形は恋をする(着せ恋)に登場する幼馴染ののんちゃんの正体は、青柳のばら。
五条の親戚の隣に住んでいた女の子でした。
のんちゃんは本当に五条のことを「気持ち悪い」と思っていたわけではなく、幼いゆえの嫉妬から思わずそう口にしていただけでした。
五条はまりんや他の友人と親しくなることで、トラウマから抜け出しつつありましたが、のんちゃんと和解したことで完全に脱却できたようですね。
ただ、のんちゃんからの謝罪がなくても、まりんや友人たちがいる限り、五条のトラウマはいずれ完全に克服できたのではと思います。
もしまりんたちに会っていなかったら、のんちゃんの謝罪があっても許すことはできなかったかもしれません。
そう考えると、五条にとってまりんやその他の友人たちとの出会いは、まさに人生を変えるほどの大きな幸運だったといえるでしょう。