『はたらく細胞』は体の中の細胞たちの働きを描いた作品であるため、作中にはいろいろな細胞たちが漫画のキャラとして登場します。
キャラの名前は細胞の名前そのままなので、難しく感じる人もいるのではないでしょうか?
今回は、はたらく細胞に出てくる細胞(キャラ)や細菌・ウイルスなどを一覧にしてまとめました。
細胞(キャラ)がどのような働きをしているかも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
はたらく細胞の主要細胞(キャラ)一覧
赤血球
主人公の1人である赤血球は、アホ毛が特徴的なショートボブの可愛い女の子。
とても明るく元気でやる気に溢れていますが、方向音痴なのが玉にキズ。
固有名詞はありませんが、帽子には「3803」と書かれています。
他によく出てくる赤血球は、3803番が「先輩」と呼んでいる茶髪の赤血球(5100)。
途中からはクールで黒髪の秀才タイプ、後輩の赤血球(4201)も出てきます。
3803番は4201番のことを「後輩ちゃん」と呼んでいます。
作中の赤血球たちはリバーシブルのジャケットを着ており、動脈では明るい赤色も表側、静脈では濃い赤色の裏側を着用しているようです。
役割
血液循環によって、全身に酸素と二酸化炭素を運ぶ。
1μlあたりの数は、成人男性で約430万〜570万個、成人女性で約390万〜520万個。
白血球
はたらく細胞のもう1人の主人公。
赤血球(3803)が「白血球さん」と呼んでいるキャラです。
白血球は正式には白血球の一種である「好中球」という細胞なのですが、作中では「白血球」と呼ばれることが多いです。
たまに「好中球」と呼ばれることもあります。
白血球は肌から髪の毛、服まで全身白色で、右目が前髪で隠れています。
基本的には優しいけれど、細菌などには容赦ないのが特徴。
主人公白血球は1146番で、同僚からはこの番号で呼ばれています。
よく出てくる仲間は4989番。
赤血球(3803)とも仲良くなり、1146番の話で盛り上がったりもします。
赤血球は4989番のことを「白血球さんのお友達」と呼んだり「4989番さん」と番号で呼んだりしています。
役割
体内に侵入した最近やウイルスなどの異物を排除する。
1μlあたり3500〜9500個。
食作用(貪食)を持ち、細菌や異物などを細胞内に取り込み分解する。
キラーT細胞
「KILL」と書かれた帽子を被ったマッチョな細胞たち。
まるで軍隊のようなノリで、とても好戦的です。
メインに出てくるのは金髪の目つきの悪いキラーTで、隊長のような立ち位置にいます。
キラーT細胞も白血球の一種ですが、好中球と違いリンパ球の一種。
好中球は普段血管内にいますが、キラーTたちはリンパ管にいます。
口も態度も悪く、ウイルスなどに感染した一般細胞を容赦なく殺すため、好中球以上に恐れられています。
役割
白血球の中のリンパ球の一種で、白血球の20〜40%を占める。
ヘルパーT細胞の命令で出動し、移植細胞、ウイルス感染細胞、がん細胞などの異物を認識して破壊する殺し屋。
ヘルパーT細胞
メガネをかけたエリートっぽい細胞。
働く細胞たちを眺めながら、いつも優雅に紅茶を飲んでクッキーを食べています。
制御性T細胞が秘書として常に側に控えています。
作中のヘルパーT、制御性T、メインのキラーTは、胸腺学校時代の同期だったようです。
ヘルパーTとキラーTは昔から顔を合わせればケンカをする仲ですが、心の中ではおお互いを認めています。
役割
侵入してきた外敵の情報をもとに、敵に的確な攻撃をできるよう戦略を決める司令官。
キラーTに出動命令を出す。
制御T細胞
ヘルパーT細胞の側に控えている、秘書のようなお姉さん。
クールな美人でたいていのことには動じません。
胸腺学校時代は、何かと問題を起こすキラーTとヘルパーTに冷たい視線を送りつつ、遠くから見守っていました。
がん細胞との戦いでは「細胞」を攻撃する免疫細胞たちの敵となり、キラーT細胞を圧倒していました。
役割
T細胞の暴走をおさえ、免疫異常を起こさないように調整する。
マクロファージ
メイドのような格好をした、可愛らしい女性の細胞。
丁寧な言葉遣いでふわふわした雰囲気の女性ですが外敵には容赦がなく、ニコニコ笑いながらナタを振り回して敵を殲滅します。
殺傷能力はキラーT細胞に負けないくらいのものがあります。
作中ではメインのマクロファージ以外にもマクロファージたちは出てきますが、すべて同じ格好をした優しげな女の人の姿をしています。
役割
白血球の一種。
細菌などの異物を捕らえて殺し、高原や免疫情報を見つけ出す。
死んだ細胞や細菌を片付けるお掃除屋さんでもある。
好中球と同じく貪食作用がある。
血小板
幼稚園児くらいの可愛い女の子たちの集団。
特にメインで登場するのが、髪の毛の長い「リーダーちゃん」。
あと、帽子を後ろ前にかぶっている、「うしろまえちゃん」も途中から活躍するようになりました。
血小板は他の細胞より小さいため、子供として描かれています。
血管に存在しているため、赤血球や白血球とよく遭遇します。
役割
血管が損傷した時に傷口に集合して傷口をふさぐ、血液成分の一種。
一般的な細胞に比べて小さい。
樹状細胞
あちこちに枝を伸ばしている大木のツリーハウスのような場所に住んでいる、見た目爽やかな好青年。
しかし、かなり腹黒い性格で、みんなの黒歴史の写真をばら撒いて細胞たちを活性化させる。
キラーTやヘルパーTなどの過去に詳しい様子。
役割
体内に侵入した最近やウイルス肝星細胞などの断片を高原として提示し、他の免疫細胞経の細胞に伝える。
他の細胞を活性化することができる。
B細胞
白血球のリンパ球の一種で、少年のような見た目の細胞。
タンクを背中にかつぎ、大きな水鉄砲のようなもので抗体を噴射します。
無駄に元気が良いお調子者。
記憶細胞と一緒にいることが多いです。
役割
細菌やウイルスなどの抗原に対して抗体を作る。
アレルゲンにはIge抗体を作って対抗する。
マスト細胞(肥満細胞)
白衣を着た黒髪のお姉さん。
マニュアルに忠実に仕事をする真面目な細胞だが、そのせいで他の細胞たちから文句を言われることもあるようです。
B細胞と仲が悪く、よくケンカをしています。
肥満細胞と呼ばれるのが嫌いです。
また、怒りっぽいため、一般細胞たちから「ヒステリー細胞」と呼ばれることもあります。
役割
過剰に作られたIgeの刺激に反応して、ヒスタミンやロイコトリエンなどの化学物質を分泌する。
肥満とは関係ない。
記憶細胞
リンパ球の一種で、B細胞と行動していることが多い黒髪の男性。
代々伝わる「言い伝えメモ」を持っており、それにこれまで体内で起こったことが書かれています。
しかし、その内容はかなり象徴的なので、記憶細胞も何が起きるのかはっきりとわかっていないようです。
また、たまに抗原の情報を忘れてしまうなどする結構なうっかり屋さん。
役割
抗原の免疫を記憶する。
好酸球
白血球の一種で、ピンクの服を着たツインテールの女の子。
好中球に比べて弱いため一般細胞たちからもバカにされ、自己肯定感が低くなっています。
しかし、寄生虫を倒したことでみんなに認められます。
普段はクールですが、褒められると顔がにやけてしまうようです。
1146番の白血球とは、骨髄球時代の同期です。
役割
アレルギーや寄生虫感染があると増殖。
白血球全体の数%しか存在しない。
好中球よりも弱いながらに、貪食作用がある。
好塩基球
白血球の一種で、目元以外をすべて覆っている謎の男性。
たまに出てきては、何もせずによくわからないポエムを意味ありげにつぶやきます。
「細と胞の詩」というポエム集に、自作のポエムを書き記しているようです。
後に、白血球(1146番)と好酸球の憧れの先輩であったことが発覚します。
役割
特定の抗原に出会うとヒスタミンなどが放出され、アレルギー反応を起こすといわれている。
また、免疫に関する機能もあるといわれているが、現在のところ詳細は不明。
白血球全体の1%未満しか存在しません。
単球
白血球の一種で、血管の中にいる免疫細胞。
タンクを背負ってガスマスクのようなものをつけている不思議な細胞です。
全身を服で覆っているため、性別も一切わかりません。
白血球とはたまに仕事を一緒にするらしく、「単球さん」と呼ばれています。
武器は巨大な木槌。
血管外に出ると衣装チェンジしてマクロファージに変身。
単球さんの正体を知った赤血球はかなり脳みそがバグってました。
役割
白血球全体の7%を占める単核の遊走細胞。
他の免疫細胞と同様に、生体防御に関与している。
骨髄で作られ血液中を流れているが、血管外に出るとマクロファージとなる。
がん細胞
がん細胞は作中では敵役ですが、もとは細胞たちの仲間。
産まれてすぐに「バグり野郎」と罵られながら免疫細胞たちに追いかけ回された過去があり、細胞の中でも特に免疫細胞を恨んでいます。
白血球(1146番)、キラーT細胞、NK細胞の3人がかりで倒しましたが、その後復活してリベンジにやってきます。
免疫細胞は嫌いでも白血球(1146番)のことは気に入っており、「友達に殺されるほうがいい」と言いながら満足気な顔で消滅しました。
役割
細胞の遺伝子に異常が起きて無軌道に増殖するようになった細胞。
体のさまざまな場所に手にし、臓器を侵していく。
健康な人でも1日に数千個作られるといわれている。
はたらく細胞の細菌・ウイルス一覧
肺炎球菌
1話に出てきたエイリアンのような細菌。
肺炎だけでなく、肺炎球菌菌血症や細菌性髄膜炎を引き起こすこともあります。
肺炎球菌は赤血球(3803番)を襲おうとしましたが、白血球(1146番)に邪魔をされ、最終的にくしゃみによって体外へと放出されました。
インフルエンザウイルス
3話に出てきたおなじみインフルエンザウイルス。
ナイーブT細胞が樹状細胞のおかげで活性化し、エフェクターT細胞となって殲滅しました。
しかし、すぐにまた違う型のインフルエンザウイルスがやってきて、疲れ切った免疫細胞たちはボコボコにやられてしまいます。
黄色ブドウ球菌
4話に出てきた女王様気質の高飛車な細菌。
すり傷ができたときに他の雑菌とともに体内に侵入してきました。
毒性が高く、表皮感染症や食中毒、肺炎、髄膜炎などを引き起こすことがあります。
白血球(1146番)相手に善戦しましたが、血小板たちに傷口をふさがれ、仲間が入ってこれなくなりやられます。
15話にも再び登場しますが、マクロファージにボコボコにされました。
化膿レンサ球菌
黄色ブドウ球菌と少し見た目が似ている男の細菌。
咽頭、消化器、皮膚などに生息する常在菌で、ごくありふれた細菌です。
黄色ブドウ球菌とともに体内に侵入するも、あっという間にやられました。
緑膿菌
ひとつ目の妖怪のような細菌。
自然の中に存在する常在菌のひとつで、緑膿菌感染症などの原因となります。
すり傷の回で化膿レンサ球菌と一緒にやられた他、7話に登場して赤ちゃん時代の赤血球(赤芽球)を襲おうとしました。
腸炎ビブリオ
5話に登場した、もふもふた巨大な細菌。
小さな子分のような細菌を引き連れていました。
感染型腸炎ビブリオ食中毒の原因となります。
苦戦する好酸球に代わり、白血球(1146番)が退治しました。
セレウス菌
6話に登場した尖った頭のエイリアンのような細菌。
土壌細菌のひとつで、100度の熱にも30分耐えることができます。
セレウス菌に感染すると下痢型と嘔吐型の2種類の食中毒になることがあります。
熱中症のどさくさに紛れて体内に侵入し、白血球(1146番)を苦しめました。
ムンプスウイルス
13話に出てきたおたふく風邪のウイルスで、その名の通りおたふく(おかめ)顔をしています。
すごい勢いで増殖して免疫細胞を苦しめますが、予防接種による獲得免疫のおかげで一網打尽にできました。
しかし、記憶細胞が過去の抗原を忘れていたことが明らかとなり、みんなに責められることになりました。
14話に登場したニキビの原因アクネ菌。
大きなイモムシのような形をした菌で、毛穴を乗っ取り毛母細胞を苦しめていました。
大量の白血球がやられてしまいますが、白血球(1146番)の活躍により消滅します。
デングウイルス
16話に出てきたウイルスで、「デング」を「天狗」にかけて、天狗のお面という形で登場しました。
テングウイルスは蚊によって体内に運ばれ、感染すると頭痛や発熱などのデング熱を引き起こすことがあります。
作中ではデングウイルスのお面をかぶってしまったランゲルハンス細胞が感染してしまいますが、駆けつけた免疫細胞たちによっって増殖する前に倒されました。
カンピロバクター
19話に登場した細菌で、巨大なサメがとぐろを巻いたような格好をしています。
ちなみに、顔はサメの尾の部分にあります。
発熱や下痢、腹痛などをもたらす感染性腸炎の原因菌です。
腸管上皮細胞を人質にとって好き放題しますが、小腸の免疫器官であるパイエル板に誘導され一網打尽にされました。
好気性細菌
28話に出てきたキョンシーのお札のようなものをつけ、タコの足を持った細菌。
酸素を利用した代謝機能を持っている細菌の総称です。
赤血球(3803番)を狙ってやってきますが、白血球(1146番)に瞬殺されました。
新型コロナウイルス
最終話でもある29話に出てきた新型コロナウイルス。
ちょうど新型コロナウイルスが流行した頃に描かれたものです。
サイトカインストームによりキラーT細胞たちが大暴れしてしまい、体の中はボロボロに。
しかし、赤血球(3803番)のたちの働きや抑制性サイトカインにより、なんとか無事に新型コロナウイルスに打ち勝つことができました。
はたらく細胞のその他のキャラ
スギ花粉
スギ花粉アレルギーのアレルゲンであるおなじみスギ花粉。
巨大な洋梨のような形のヌボーっとした顔で、「ス〜ギ〜」と言いながら体内を練り歩きます。
花粉なのでまったく強くはないのですが、B細胞によるIge抗体に反応して大量のヒスタミンが放出され、体の中はアレルギー反応で大変なことに。
最終的にはステロイドがすべてを破壊しつくし、騒動は終了しました。
乳酸菌
「にゅ〜にゅ〜」と鳴くペンギンのようなかわいい善玉菌。
はぐれた乳酸菌と仲良くなった一般細胞は、免疫細胞に殺されないように必死にかばいます。
そして、乳酸菌は最終的に仲間のもとへ帰っていきました。
菌は菌でも体にとって有益な菌であり、白血球(1146番)も乳酸菌のことは殺さずに見逃しました。
まとめ
はたらく細胞に登場する主要な細胞(キャラ)や、細菌・ウイルスなどをまとめました。
なじみのある名前もあれば、「こんな細胞やウイルスがあるんだ〜」と思うこともあり、とにかく勉強になります。
インフルエンザにかかったときなどは、体内でこんな戦いが起こっているんだと思うと、熱が出ても「いま免疫細胞さんたちが戦ってくれてるんだな」とちょっと頑張る気になりますね(笑)
とにかく読んでるだけで勉強になるので、ぜひ一度読んでみてください。
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