子育て笑い話

長男(うしゃお)と長女(うしゃこ)の二人を育児中の主婦です。子育ての日常や豆知識、子育てマンガなどを綴っていきます。

子供の滲出性中耳炎とは?急性中耳炎との違い

滲出性中耳炎って聞いたことありますか?

読み方は「しんしゅつせいちゅうじえん」と読みます。

中耳炎というとどうしても急に耳が痛くなったり熱が出たりする「急性中耳炎」を想像しがちですが、滲出性中耳炎はそれとはまた違ったものです。

我が家では長男のうしゃおくんが年中さんで滲出性中耳炎になり、妹の3歳のうしゃこちゃんも現在滲出性中耳炎で耳鼻科へ通院中です(T-T)

今回は我が家の子供たちの経験から、滲出性中耳炎とはどういったものなのかをまとめてみようと思います。

 

 

急性中耳炎との違い

 

急性中耳炎とは耳の中耳という部分に細菌やウイルスが入り込んで炎症を起こしている状態のことをいいます。

炎症を起こしているので、もちろん痛いです。

そして熱が出ることも多くなります。

中耳炎は子供が風邪をひいた時になりやすい病気ですが、それは鼻や口の中で増殖したウイルスなどが中耳のほうへと広がって発症してしまうためです。

 

それに対して滲出性中耳炎はまったく痛みを感じません。

ウイルスや細菌とは関係なく起こる症状だからです。

滲出性中耳炎は中耳に浸出液という液体がたまることで難聴などの症状が起きるもののことを言います。

原因は色々で、鼻水の出やすい子がしょっちゅう鼻をすすってしまってなることもあれば、副鼻腔炎やアデノイド肥大が原因でなる場合もあります。

また急性中耳炎になって、それが完治しないまま滲出性中耳炎に移行してしまう場合もあります。

しかし滲出性中耳炎になったとしても、ただ耳に水がたまっているだけなので子供だとあまり自覚症状は出てきません。

大人だと「耳がつまった感じがする」とか「ぽちゃぽちゃ耳奥で音がする」などの自覚症状が出ることもあるようですが、子供はそれらのことが起きても痛いわけではないので症状をうったえることはありません。

一番わかりやすい症状が難聴ですが、こちらもまだ子供が小さいと自分からうったえることはないので、親が普段の様子から気づくしかありません。

 

ケース1 うしゃおくんの場合

 

ではここから、実際にうちの子たちがどんな感じだったのかを書いていこうと思います。

まずうしゃおくんの場合ですが、うしゃおくんの滲出性中耳炎に気づいたのはやはり「難聴」でした。

何回呼んでもなかなか振り向かない日が続いたため、そこで「あれ?」と思いました。

もともと何かに集中すると人の声が聞こえなくなるたちだったため、あまり気にしていなかったのですが、これはちょっとさすがにおかしいぞ、と感じました。

そこでうしゃおくんに「ママの声聞こえづらい?」ときくと「ちょっと聞こえない」と言うのであわてて耳鼻科へ連れて行ったのか始まりです。

 

そこで滲出性中耳炎と診断されました。

耳にだいぶ水がたまって、鼓膜もうまく振動していないようです。

滲出性中耳炎の治療はよほどのことがない限りは投薬治療です。

鼻水などをだしやすくする薬と抗生物質が処方されるのでそれをひたすら飲み続けます。

ただこの時ずっと抗生物質を飲み続けることが怖かったので、念のためもうひとつ違う耳鼻科へと行ってみましたが結局そこも同じ処方でした。

ネットなどで調べると「抗生物質を使わずに水が自然にぬけるのを待つ」という耳鼻科の先生もいましたが、結局はどちらが正しいのかはよくわかりません。

我が子の体で実験するわけにもいきませんしね(^^;)

うしゃおくんの場合は抗生物質を飲み続けて約半年、ようやく完治いたしました。

半年間、毎週耳鼻科へ通い続けるのはけっこうきつかったです・・・。

 

ケース2 うしゃこちゃんの場合

 

うしゃこちゃんの場合、難聴という感じもなく、滲出性中耳炎を疑うことはまったくありませんでした。

ただ鼻水がなかなかとまらないので耳鼻科へ行ったところ、「滲出性中耳炎になってますね」と言われてびっくり。

そして「またかーーー!」の心の叫び(^^;)

鼓膜の動きもだいぶ悪いようなんですが、家では普通にテレビの音も私の声も聞こえているんですよね。

不思議だ・・・。

うしゃこちゃんの場合はすでにうしゃおくんの治療を経験済みだったので、特に抵抗なく抗生物質を飲み続けております。

しかし、うしゃおくんの場合は耳鼻科に行くたびに「良くなってますね」と言われて順調に治っていったのが、うしゃこちゃんはなかなか水がぬけず。

「うーん、あんまり変わってないねー」と言われるたびにショックを受けて帰ってきています。

現在耳鼻科へ通院して3か月。

まだまだ先は長そうです・・・。

でもお薬が大好きで毎日喜んで飲んでくれているので、それだけが救いです。

 

 

我が家の場合は兄妹ともに滲出性中耳炎になりましたが、それに気づいた経緯はそれぞれ違いました。

滲出性中耳炎に気づく一番のポイントはやはり「子供の耳の聞こえが悪くないかどうか」にいち早く気づくことだと思います。

とはいえ、うしゃこちゃんのようなケースもあるので、鼻水がひどかったり長く続いている場合はできるだけ早目の耳鼻科への受診をおすすめします。

そうすれば耳に異常がないかどうかをはっきりさせることができます。

ただ耳鼻科って本当に混んでて子供を連れて行くのにものすごい労力がいるんですよねー。

しかも今はうしゃおくんの舌下治療も重なり、毎週二人連れてかなければならずに負担も2倍・・・いや4倍(笑)

 

www.cutepink.work

 

毎週の耳鼻科通いが本当に憂鬱で仕方ありませんが、なんとか力を振り絞って根気よく連れて行こうと思います。

 

追記(2019/06/21)

うしゃこちゃんの耳鼻科通いがようやくおわりました!!

いやー、長かった・・・。

4カ月の間、毎週の耳鼻科通いはやっぱりつかれますね(ー_ー;)

うしやおくんの舌下治療の通院もようやく月一でよくなったので、だいぶ負担が減りました。

みなさんも中耳炎にはくれぐれもご用心を!