『#はたらく細胞』原作・清水茜(@yellow_flame_)先生より、坂口志文先生のノーベル生理学・医学賞受賞のお祝いイラストをいただきました。坂口先生、本当におめでとうございます! pic.twitter.com/jkdwdOadbO
— 『はたらく細胞』公式 (@hataraku_saibou) 2025年10月7日
ノーベル生理学・医学賞で一躍注目の的となった制御性T細胞。
はたらく細胞のおかげで名前だけは聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか?
はたらく細胞の中では、制御性T細胞はきれいなお姉さんの姿で登場します。
ここでははたらく細胞の制御性T細胞の役割や活躍シーン、他のキャラとの関係などを解説していきます。
はたらく細胞の制御性T細胞とは?
はたらく細胞の制御性T細胞は、スーツ姿のクールな美女です。
金髪に近い薄い茶色い髪色のロングヘアで、後ろできれいにひとつにまとめています。
サイドにおろしたふた筋の髪がカールしてるのが特徴。
いかなるときも冷静で、ほとんど表情が変わりません。
普段はヘルパーT細胞と一緒にいます。
内勤なので現場にいる免疫細胞たちのように出番は多くありませんが、いざとなれば戦います。
意外と戦闘力は高く、キラーT細胞やNK細胞にも引けを取りません。
また、力でゴリ押しするキラーT細胞とは違い、冷静に戦略を立てて戦うタイプです。
制御T細胞の役割
はたらく細胞の制御性T細胞は、T細胞の暴走を抑え、免疫異常を起こさないよう調整するという役割を担っています。
制御性T細胞は細胞(自己成分)や有益な細菌を攻撃しないように免疫細胞の働きを抑える機能を持っており、いざというときはキラーT細胞などの敵に回ります。
はたらく細胞での制御T細胞の活躍シーン
初登場シーン
はたらく細胞で制御性T細胞が初めて登場するのは、1巻の1話「肺炎球菌」です。
ただ、1話ではヘルパーT細胞の後ろにちょっと姿が映っただけで、セリフも何もありませんでした。
制御性T細胞の過去
制御性T細胞の過去の話が読めるのは、はたらく細胞3巻の第12話「胸腺細胞」です。
胸腺はT細胞の元になる細胞(前駆細胞)を分化・成熟させるためのリンパ器官で、作中のT細胞(ヘルパーT、キラーT、制御性T)は胸腺学校時代の同期という設定になっています。
まだ未熟胸腺細胞だったヘルパーTとキラーTは喧嘩ばかりしていましたが、お互い意識しあいながら切磋琢磨していきます。
制御性Tはそんな2人を遠くから静かに見守っていました。
いまだに喧嘩ばかりする2人に呆れつつも、昔と変わらない彼らのことを微笑ましく思っているようでもあります。
制御性T細胞の戦闘シーン
はたらく細胞で制御性T細胞が最も活躍するのが、5巻の第24〜第25話(がん細胞Ⅱ前後編)です。
ここでははたらく細胞の中でも強敵とされるがん細胞が再登場するのですが、その仲間となってしまうのが制御性T細胞です。
がん細胞は外敵ではなく自身の細胞であるため、制御性T細胞は自身の細胞を守るべくキラーT細胞やNK細胞を撃退しようとします。
実際にがん細胞は制御性T細胞を利用して免疫系の攻撃を回避していることが確認されており、このあたりの体の中の出来事をうまく描写しています。
第24〜第25話では、制御性T細胞とキラーT細胞の迫力ある戦闘シーンが楽しめます。
制御T細胞と他キャラとの関係
赤血球
はたらく細胞の主人公でもある赤血球ですが、制御性T細胞とはほとんど関わりがありません。
存在する場所や役割がまったく違うので当然といえば当然ですが、作中でこの2人が直接会ったり話したりするシーンはありません。
白血球
白血球ははたらく細胞のもう1人の主人公ですが、こちらもそこまで制御性T細胞との関わりはありません。
ただ、白血球は免疫細胞のひとつであるため、赤血球よりは制御性T細胞と関わる機会があります。
作中で2人が会うのは、がん細胞との戦いのときです。
白血球はがん細胞の仲間になってしまった制御性T細胞のことを必死に説得しようとしていました。
ちなみに白血球は制御性T細胞のことを「制御性T細胞さん」と呼んでいます。
キラーT細胞
キラーT細胞と制御性T細胞は、胸腺学校時代の同期。
お互い昔のことをよく知っています。
制御性T細胞はキラーT細胞の単純なところを欠点と捉えつつも、バカだからこそのひたむきさに一目置いているようなところがあります。
ヘルパーT細胞
キラーT細胞と同じく、ヘルパーT細胞も胸腺学校時代の同期。
今では制御性T細胞はヘルパーT細胞の秘書のようなことをしています。
ヘルパーT細胞をしっかりサポートしつつ、何かとサボりがちなヘルパーT細胞に冷静なツッコミを入れたりしています。
はたらく細胞の制御T細胞まとめ
はたらく細胞の中でも、あまり出番が多くない制御性T細胞。
しかし、その力はT細胞やNK細胞でもかなわないほどで、作中でも1、2を争うほどの戦闘能力を持っています。
普段はしっかり者の秘書として、クールにヘルパーT細胞を支えている制御性T細胞。
ぜひその活躍を実際にはたらく細胞の漫画で確認してみてください!
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