エルドラは『ある魔女が死ぬまで』に登場する魔女の1人です。
作中には色々な魔女が登場しますが、中でもダントツに謎が多いキャラとなっています。
この記事では、魔女エルドラの正体について解説します。
漫画や書籍版ではまだ出てこないネタバレが含まれているのでご注意ください。
ある魔女が死ぬまでのエルドラとは?
エルドラは七賢人の1人で、二つ名は「災厄の魔女」です。
世界大戦にも関わっていると噂されていますが、認識を阻害する魔法を使用しているため、正確なところは誰にもわかりません。
呪いに長けた魔女であるがゆえ、人々からは恐れられています。
常に真っ黒な服を着て、長いベールで顔を隠すようにしています。
エルドラの正体
エルドラとファウストの関係
エルドラはファウストのかつての弟子です。
メグと同じようにファウストに家族同然に育てられ、ファウストのことを「母さん」と呼んで慕っています。
メグはエルドラが姉弟子だと知ってからは彼女を「姉さん」と呼ぶようになり、エルドラは自分をそう呼んでくれることに喜びを感じています。
エルドラはメグの呪いを知ってる?
エルドラはメグと初めて会ったとき、すぐにメグが余命1年の呪いにかかっていることを見抜きました。
メグが呪いにかかっていることを見抜いたのは、七賢人の中でもエルドラだけです。
なぜ彼女がメグの呪いにすぐ気づいたのかといえば、彼女もまたその呪いの経験者だったからです。
エルドラはメグに「呪いが解けるとき大切なものを失う」と告げますが、これも自分の経験からきた言葉でした。
エルドラの過去
エルドラは戦争により家族を失った戦災孤児です。
そこをファウストに拾われ、ファウストの娘として育てられました。
2人は未開の土地へと移り住み、「ラピス」と名付けられた土地で穏やかに暮らし始めます。
彼女はとても心優しい素敵な女性で、誰からも好かれていました。
そして、彼女はある男性と出会い、結婚し、娘を産みます。
しかし、そんな幸せもすぐにまた壊されてしまいました。
再び戦争が起き、夫がその戦争で亡くなってしまったのです。
それからすぐに戦争は終わりますが、隣国は休戦協定を破りラピスの街に砲撃。
それにより、エルドラは娘まで亡くしてしまいました。
自身も大怪我を負ったエルドラはそこで死を覚悟しますが、ファウストは愛娘を失いたくない一心で、彼女に復讐心を植え付けてしまいます。
家族の仇をとるという生きる理由を見つけたエルドラは、命の種により延命。
そして、家族を殺した隣国の人間たちを殺戮し、国を滅ぼし、災厄の魔女と呼ばれる存在になってしまいました。
エルドラは最後どうなる?
エルドラは過去の贖罪のため、魔力汚染された世界を救うのに必要な「星の核」というものの制作に協力します。
しかし、この星の核がエルドラの心の奥にあった強大な憎悪を引き出してしまい、エルドラは異形の姿となって暴走を始めてしまいました。
それをファウストが命がけで止め、さらにメグがエルドラに取り込まれた星の核を取り出すことに成功。
エルドラは正気を取り戻しました。
エルドラは自分の手でファウストを死なせてしまったことを嘆きますが、メグの「私のために生きて」という言葉にこの先も生きていくことを決意。
最後は大陸魔法協会の監視のもと、七賢人のベネットの秘書として穏やかに暮らしていくことになります。
エルドラのアニメの声優
ある魔女が死ぬまでのアニメでは、エルドラの声を声優の日笠陽子さんが担当しています。
ここでは、日笠陽子さんのプロフィールや、主な出演作品を紹介します。
プロフィール
- 生年月日:1985年7月16日
- 出身地:神奈川県
- 血液型:O型
- 身長:155cm
- 所属:アイムエンタープライズ→フリー→i.nari代表
- 受賞歴:第4回声優アワード歌唱賞、第19回声優アワード助演声優賞
- 趣味:料理など
- 特技:裁縫など
主な出演作品
まとめ
ある魔女が死ぬまでのエルドラは、謎の多い不気味な魔女として登場します。
しかし、実は辛い過去を背負った1人の悲しい女性でした。
メグのおかげで復讐から解放されたエルドラは、ようやく穏やかな暮らしを手に入れます。
ただ、これらの情報は原作の描写のものなので、書籍版で改変される可能性はゼロではありません。
書籍版ではエルドラがどう描かれるのか楽しみですね。
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