漫画好きmamaのつぶやき

長男(うしゃお)と長女(うしゃこ)の二人を育児中の主婦です。子育ての日常や豆知識、好きな漫画やアニメについて語っています。このサイトはアフィリエイトを利用しています。

【スパイファミリー】ドノバン・デズモンドの正体は宇宙人で超能力者(エスパー)?家族との関係を考察

 

1話目から顔も名前も登場しているのに、いまだに正体がつかめないキャラ。

それがスパイファミリーのドノバン・デズモンドです。

ただ、物語が進むにつれ、ドノバンに関することも少しずつ明らかになってきました。

今回は、そんなドノバンの正体や、家族との関係について考察してまとめます。

この記事には単行本未収録の内容が多く含まれますのでご注意ください。

 

 

ドノバン・デズモンドとは?

 

スパイファミリーのドノバン・デズモンドは、東国・オスタニアの国家統一党の総裁です。

元首相でもある重要人物で、西国では戦争計画を立てている危険人物としてマークされています。

ドノバンは非常に用心深い性格でほとんど人前に姿を現しませんが、唯一息子が通うイーデン校の懇親会にだけは毎年参加しています。

そこで、黄昏(ロイド)は偽装家族を作り、イーデン校に通う生徒の保護者としてドノバンとの接触を図るのでした。

 

ドノバン・デズモンドの正体は宇宙人の超能力者(エスパー)?

 

スパイファミリー110話において、ロイドの診察を受けに来たメリンダは、ドノバンのことを「宇宙人」だと言いました。

それは決して比喩表現などではなく、メリンダは本気でドノバンと宇宙人が入れ替わってしまったと思っているようです。

メリンダがそう思う根拠として挙げた理由が、「ドノバンは人の心が読める」というものでした。

もちろんロイドはすぐには信じませんが、読者からすればアーニャという存在がいる以上、メリンダの言葉は本当であると感じるでしょう。

もし本当にドノバンの正体が超能力者(エスパー)だったとしても、宇宙人であるかどうかはわかりません。

ただ、超能力者(エスパー)である可能性はかなり高いといえるでしょう。

では、本当にドノバンは超能力者(エスパー)なのか、これまでの作中の描写から考察してみます。

 

プロジェクト<アップル>

 

スパイファミリーの中でも大きな謎のひとつである、プロジェクト<アップル>。

これは、東国の旧政権下で行われていた軍事研究であるといわれています。

恐らくこの被験体だと思われるのが、アーニャとボンド。

この2人(1人と1匹)はプロジェクト<アップル>で何らかの実験を受け、今のような能力を身につけたと考えられます。

ドノバンがプロジェクト<アップル>に関わっていたという描写はありませんが、気になるのがドノバンの頭にある手術痕。

ドノバンはプロジェクト<アップル>で頭に何らかの手術を受け、超能力者(エスパー)として目覚めたのかもしれません。

 

ドノバンの人格が変わった時期

 

メリンダはドノバンの性格が急に変わった時期について、「上の子か下の子が生まれた頃」だと言っています。

もし、下の子が生まれた頃であれば、ドノバンが変わったのはちょうどアーニャが生まれた時期と同じくらいであることになります。

アーニャはかなり小さい頃から被検体として扱われていたようなので、ドノバンが変わった時期とアーニャがプロジェクト<アップル>の実験を受けていたときはだいたい同じくらいの時期であるといえます。

このことからも、ドノバンはアーニャと同じ実験を受け、アーニャと同じ能力を持つ超能力者(エスパー)になったと考えられます。

もしかしたら、ドノバンへの手術を成功させるための実験台として、アーニャが利用されたということもあるかもしれません。

 

心を無にするデミトリアス

 

デミトリアスはダミアンの兄で、これまでに一度だけ本編に登場しています。

そのとき、アーニャはデミトリアスの心を読もうとしますが、デミトリアスからは何の心の声も聞こえてきませんでした。

しばらくするとようやくいくつかの言葉が聞こえてきましたが、それは「父上がわからない」「ダミアン(弟)がわからない」というようなものばかり。

そして、またもやプツリと心の声が途絶えてしまいます。

メリンダがロイドの診察を受けた際、ドノバンが人の心を読めるということを「上の子も言っていた」と語っているので、デミトリアスもドノバンが人の心を読めることを知っていたことがわかります。

その上で、ドノバンに心を読まれないように、心を無にする方法を覚えたのではないでしょうか?

 

ドノバン・デズモンドと家族の関係

 

ドノバンとメリンダの関係

 

メリンダはドノバンが急に性格が変わってしまったことで、ドノバンと宇宙人が入れ替わってしまったと思っています。

本物のドノバンは宇宙の彼方に行ってしまったと考え、今ドノバンの姿をしている宇宙人に対しては非常に強い恐怖感を抱いています。

メリンダは自分を守ることに必死で、ドノバンが子供と向き合えば自分も向き合い、子供を突き放せば突き放すという生活を送ってきました。

そして、子供を守れない自分を責め、自己嫌悪に陥っています。

メリンダはドノバンに怯えながらも今の生活をどうにかしなければと思っており、精神科医であるロイドの診察を受けに行きました。

ドノバンに怯えているメリンダは家でもドノバンを避けるようにして生活していますが、現在のように変わってしまう前はドノバンのことを愛していたようです。

 

ドノバンとデミトリアスの関係

 

デミトリアスは、昔はよくドノバンに勉強を見てもらっていたようです。

しかし、今は父親のことがよくわからず、心を閉ざしています。

デミトリアスがドノバンに勉強を教わっている回想シーンでは、ドノバンの髪の毛が今よりも多く、頭に手術痕も見られません。

このことから、ドノバンが超能力者(エスパー)になる前までは親子の仲が良かったのに、ドノバンが何らかの手術を受けて性格が変わってしまってから親子の関係が悪化したと推測されます。

作中で「父上のことがわからない」と言っているように、デミトリアスは変わってしまったドノバンのことを理解できなくなったのでしょう。

そして、心に壁を作り、ドノバンとは必要以上に関わらないようにしていると思われます。

 

ドノバンとダミアンの関係

 

デズモンド家の中では、ダミアンの感情が一番わかりやすいといえます。

ダミアンは父親のことを尊敬しており、自分に興味がないとわかっていながらも父親に愛されようと必死です。

父親に褒めてもらうために、いつも必死で努力しています。

もしもドノバンがダミアンが生まれた頃に変わったとすれば、ダミアンは昔のドノバンを知らないことになります。

そのため、ダミアンの中では今のドノバンが通常モードなのでしょう。

だからこそ、メリンダやデミトリアスのように拒否感を抱かないのかもしれません。

 

ドノバン・デズモンドの登場回は何話?

 

デズモンドは他のキャラの回想などで登場することもありますが、実際に本編に登場したのは今のところ2回だけです。

ここでは、ドノバンが何話で登場するか、またその回の内容についてをまとめます。

 

登場回①37〜38話

 

スパイファミリーの原作では、37話でドノバンが初めて本編に登場しました。

単行本だと6巻の最後のエピソードに当たる回です。

そして、7巻の38話で本格的にロイドとの心理戦が始まります。

ロイドはアーニャが入学式でダミアンを殴ってしまったことを口実に、そのお詫びという形を取って交流会にやって来たドノバンに近づきました。

ロイドは後日自宅を訪問して正式に謝罪をすると言いますが、ドノバンは満面の笑みで「いや結構」と断りました。

その後もにべもなくロイドの申し出を断り続けるドノバン。

ロイドは一旦引くことにして、ドノバンとの会話から人となりを探ることにしました。

しかし結局大した情報は掴めぬまま、ファーストコンタクトは終わります。

もしドノバンが本当に超能力者(エスパー)だとすれば、この時点でロイドがスパイであるとバレているはずです。

ドノバンが超能力者(エスパー)だとした上でこの話を読み直すと、ドノバンの「人と人は結局永遠に分かり合えん」というセリフや「キミは面白い男だね」というセリフがかなり意味深なものに聞こえますね。

 

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登場回②106話

 

次にドノバンが原作に登場したのは、106話です。

この話はまだ単行本には収録されていません。

106話ではデズモンド一家全員が登場し、久しぶりに4人で夕食をとるシーンが描かれていました。

夕食の席ではダミアンは緊張し、メリンダは明らかに怯え、デミトリアスは無表情に淡々と食事をします。

そして、結局ほとんど会話もなく食事は終わるのですが、ドノバンは「有意義な時間であった」と満足気に立ち去るのでした。

この回ではデズモンド家の闇が浮き彫りとなり、ドノバンの謎がさらに深まった回でもあります。

もしもドノバンが人の心を読めるのであれば、会話をしなくとも家族の考えを読み取ったことで満足したと考えることもできます。

 

まとめ

 

これまで謎が多かったドノバン・デズモンドですが、ここへきて「宇宙人」や「超能力者(エスパー)」といった説が唐突に浮上しました。

宇宙人というのは少し考えにくい話ですが、超能力者(エスパー)であるという説はかなり有力なものであるといえます。

もしかしたら今後アーニャの出生に関わるような話も出てくるかもしれません。

ドノバンの正体はまだまだ謎に包まれていますが、今後どのような方向に進んでいくのか楽しみです。