『スパイファミリー』のウィーラー編は、アニメ第3期の最終エピソードとなる話です。
久しぶりにロイドの本格的なスパイ活動が描かれており、ロイドファンにはたまらない内容となっています。
ユーリの出番も多いので、ユーリファンにもおすすめです。
では、ウィーラー編とはどのような話なのか、簡単なあらすじのネタバレをまとめていきます。
見どころや原作の何巻何話で読めるかも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
ウィーラー編は何巻何話
ウィーラー編が始まるのは、スパイファミリー12巻の80話からです。
酔っ払ったヨルが醜態をさらした後日談から始まり、そこから徐々にシリアスな展開へと入っていきます。
このウィーラー編は中編程度の長さで、スパイファミリー13巻の86話まで続きます。
87話は後日談となっており、ウィーラー編が解決した後のそれぞれの話がコミカルに描かれています。
そして、88話から完全に別の話となるので、80話から87話までがウィーラー編だと考えて良いでしょう。
ウィーラー編のあらすじネタバレ
非常事態発生
ある休日、「夫婦は不満があるのが普通」と思い込んだヨル(前日の酒が少し残ってる状態)が、ロイドに「この生活のすべてが不満です!」とテキトーに不満をでっちあげた瞬間、遊びに来たユーリがそれを聞いてしまいます。
なんとかヨルとの関係を改善しようとするロイドでしたが、WISEからの呼び出しを受け病院へ。
そんなロイドをユーリは「不倫かもしれない」と怪しみ、ヨルとロイドを尾行することに。
しかし、その途中でユーリも緊急招集を受け、保安局へと戻っていきました。
そこでヨルもようやく酔いからさめ、「不安なんてないほうがいい」と正気に戻り家に帰りました。
WISEからの呼び出しの内容は、WISE内に忍び込んでいた内通者が機密情報を持ったまま逃走しているというものでした。
この内通者の情報はもちろん保安局側にも知らされており、ユーリたちはこの内通者をWISEから守り安全を確保しろと命令を受けます。
作戦開始
この内通者の名前はウィンストン・ウィーラー。
東の情報機関の潜入工作員で、ロイドとも一度一緒に仕事をしたことがありました。
WISEは保安局に潜らせた内通者から情報をもらい、ウィーラーと保安局の合流場所へと向かいます。
そして、フィオナたちはウィーラーの身柄確保へと向かい、ロイドは保安局へと足止めへと向かいました。
ユーリは待ち合わせ場所近くの本屋で立ち読みをするフリをしながら周囲を警戒。
すると、そこにウィーラー本人が現れます。
ユーリは黄昏の変装を疑いますが、保安局側が指定した「緑のネクタイと宝石付きのピン」を身に着けていることから本人と判断。
ウィーラーから別の待ち合わせ場所を指定され、取引役のガスコインに伝えます。
WISEと保安局の攻防
近くの公園でガスコインと接触したウィーラー。
そこでお互いにお互いが本物かと疑いあい、ウィーラーは保安局側から提示された「緑のネクタイと黄色い宝石のタイピン」を身に着けていることを主張しますが、それを聞いたガスコインは保安局へ連絡。
実は本物のウィーラーには「緑のネクタイと宝石のピン」としか伝えておらず、色の指定は裏切り者をあぶり出すための罠だったのです。
これによりこのウィーラーが黄昏の変装だと見破ったガスコイン。
ロイドは失敗を悟りすぐさま周辺に仕掛けた罠を発動。
なんとかその場から逃げ出します。
さらに途中でユーリに変装し、追いかけてきた保安局員をまいて下水道へと逃げました。
一方、本物のユーリは下水道の入口近くで、自分と同じ足跡を発見。
そこから自分に化けた黄昏が下水道に逃げ込んだと推理し、あとを追いかけます。
ロイドVSユーリ
ユーリは変装したロイドに追いつきますが、待ち伏せしていたロイドに先制攻撃を受けます。
そのまま銃口が自分の顔に向き、死を覚悟したユーリ。
しかし、ユーリを見たロイドが一瞬ためらった瞬間に反撃。
ユーリの撃った銃弾はロイドの右腕に直撃しました。
しかし、同時にロイドはユーリの銃をはじきとばしており、ユーリは武器がなくなります。
ロイドは追撃しようとしますが、怪我をした右腕に力が入らず、その隙にユーリはロイドの銃を蹴り飛ばしました。
これでお互い武器がなくなった2人。
肉弾戦へともつれこみますが、ロイドの強さは圧倒的でユーリは防戦一方。
しかし、ヨルからの極度のスキンシップにさらされたいたユーリの体はとてつもなく頑丈で、倒しても倒しても起き上がってきます。
ヨルの弟ということで多少手を抜いていたロイドでしたが、このままでは倒せないと鉄パイプへ手加減なしの一発を叩き込みました。
それでも起き上がるユーリでしたが、さすがにそのまま倒れ込み「姉さん・・・ごめん・・・」とつぶやきます。
それを聞いたロイドは、とどめをさすのをやめて逃げ出しました。
作戦変更
ずっとウィーラーを張っていたWISEのメンバーでしたが、本人が姿を現さないことで作戦を変更。
1人がガスコインに変装し、ウィーラーをあぶり出すことにします。
さらにわざと車の事故を起こし、そのときの様子で通行人の中にウィーラーがいないか探ろうとしました。
すると、フィオナがわずかな視線の動きからウィーラーを特定。
他の局員とともに彼を包囲します。
ウィーラーは両手を拘束されながらも、恐るべき身体能力でその場から逃走。
下水道へと逃げ込みました。
フィオナは自分の死を覚悟しつつウィーラーを追いかけますが、自分がいなくなった後にロイドとヨルがイチャイチャする未来を想像してしまい、「絶対に死ねない!」と気合を入れ直します。
その頃、怪我をしたロイドはウィーラーと下水道で遭遇。
ウィーラーに「自分は保安局員だ」と言って仲間のもとへ誘導しようとしますが、その変装はすぐに見破られてしまいます。
怪我をしていた上にやや油断していたこともあり、ウィーラーに倒されてしまいました。
そこへフィオナが駆けつけ、倒れているロイドを見て銃をかまえました。
フィオナVSウィーラー
殺気立つフィオナに、ウィーラーはロイドを人質にとって「銃を捨てろ」と迫ります。
葛藤しつつも銃を投げ捨て足で完全に破壊するフィオナ。
しかし、ウィーラーがロイドを踏みつけるのを見て完全にキレたフィオナは、武器もなしにウィーラーへ飛びかかります。
ウィーラーはフィオナの単純な動きを見て勝ちを確信しますが、自分の予測以上の速さに慌ててガード。
しかし、防げるはずのその攻撃はガードしたウィーラーの腕ごと彼の顔を粉砕しました。
フィオナはキレたことで脳のリミッターが外れ、桁違いの力を出せるようになったのです。
その代わり、彼女の体も攻撃ごとに壊れていきますが、フィオナはまったく気にしません。
あちこちの骨を折りつつ、ウィーラーにとどめをさそうとするフィオナ。
それを止めたのは、いつの間にか気づいていたロイドでした。
正気に戻ったフィオナはようやく攻撃をやめ、ウィーラーを拘束しました。
帰還
お互いボロボロのままその場を動けないでいるロイドとフィオナの元に、ガスコインに変装した同僚がやってきます。
ロイドは彼にウィーラーを運んでもらい、自分はフィオナをかついで下水道を脱出。
なんとか無事にバーリントンまで帰ることができました。
疲労困憊の中、オペレーション<梟>のためヨルの不満をどうにかしようと意気込んで帰るロイド。
しかし、待っていたのはいつもの笑顔のヨルでした。
そこで、ヨルが同僚から「不満があるのが普通」と言われて不満を作ろうとしていたと聞かされ、くだらなすぎる理由にとうとう力つき倒れます。
そこへまたもやユーリが突如として現れ、瞬時に立ち上がるロイド。
お茶をいれようと準備をしますが、そのときに怪我をした右腕の動きが悪かったことでユーリは彼に疑いを持ちます。
そして、ロイドの右腕をめくりますが、そこには銃弾の痕も何もありませんでした。
それを見てユーリはロイドへの疑いを消しますが、念の為怪我を隠していたロイドは気づかれそうになった自分の不甲斐なさに怒りを感じます。
そこへ焦げた匂いが漂い、自分に疑いを持ったユーリが戻ってきたのではないかと慌てて向かうと、そこにはアイロンを持ったヨルが。
ロイドのワイシャツをアイロンがけしようとして焦がしてしまったのでした。
これを見て完全に力尽きたロイドは、今度こそその場に倒れ込みました。
ウィーラー編の見どころ
①ハラハラする攻防戦
ウィーラー編では、WISEと保安局が初めて直接対決します。
お互いがお互いを出し抜こうと頭脳戦を繰り広げ、ハラハラドキドキ。
いつもは完璧なロイドも今回ばかりはピンチに陥り、「どうなるの!?」と先を読む手が止まりません。
ウィーラー編はロイドがいろいろと変装することもあり、読者も「これは本物?それともロイド?」と混乱する場面もあるため、単行本でじっくりと読むことをおすすめします。
②ロイドとユーリのバトル
ロイドとユーリの直接対決もウィーラー編の見どころのひとつ。
強さとしてはロイドのほうが圧倒的なのですが、ユーリにはそれを上回るタフさがあります。
もはや人間ではないそのタフさはロイドが顔面蒼白になるほど。
最後パイプで殴られても立ち上がるユーリに「ひいっ」と悲鳴を上げるロイドは見ものです(笑)
③ロイドのヨルへの思い
このエピソードでは、スパイとヨルへの思いの間で葛藤するロイドの姿を見ることができます。
ユーリへとどめをさせなかったのも、ロイドの中でヨルの存在が大きくなっている証拠だといえるでしょう。
ロイドは今回の件でウィーラーに不覚を取った自分を責めますが、同時にヨルの笑顔にホッとして全身の力が抜けたりしています。
無自覚ながらもヨルに癒やしを求めながらも、スパイとして完璧でなければいけないと言い聞かせるロイド。
その葛藤が見ていてなんとも切ないです。
④フィオナの活躍
今回はユーリだけでなくフィオナも大活躍します。
これまでロイドの影に隠れがちだったフィオナですが、好きな人のピンチで本領発揮。
というか、もはやモンスター誕生という感じでしたが(^^;)
バトルシーンだけでなく、ロイドに運ばれて発狂寸前になるフィオナや、後日談でハンドラーに思いがバレてて真っ赤になるフィオナなど、可愛いフィオナがたくさん見られます。
⑤シリアスとコメディのバランス
ウィーラー編は基本的にはシリアスですが、スパイファミリーらしくコメディもいい感じで混ざり合っています。
そのため、重くなりすぎることなく、ハラハラしながらも楽しく読むことができます。
特にギャグ要員(?)のユーリがいるシーンはコメディ色が強く、いい感じで重い雰囲気を吹き飛ばしくれます。
スパイファミリーのウィーラー編まとめ
スパイファミリーのウィーラー編は、かっこいいロイドや変顔ロイド、珍しく負けるロイドなどさまざまなロイドが楽しめるストーリー。
ロイドファンにはたまらない話ではないでしょうか?
ヨルとアーニャの出番はほぼありませんが、WISEと保安局の面々が登場して話を盛り上げてくれます。
バトルシーンも多く迫力も満点!
いろんな思惑が交差する複雑な話でもあるので、アニメだけではなくぜひ原作の漫画でもじっくりとウィーラー編を楽しんでみてください。
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