『葬送のフリーレン』では、勇者ヒンメルが魔王を倒したことで世間にその名を大きく広めることになりました。
しかし、あの時代、勇者はヒンメル以外にもたくさんいました。
その中の1人が、南の勇者と呼ばれている人物です。
この記事では、南の勇者とは何者なのか、その強さや何巻何話に出てくるのかなどを紹介します。
南の勇者とは?
南の勇者は「人類最強」と呼ばれていた勇者で、ヒンメルたちよりも先に魔王討伐のために立ち上がった人物です。
口ひげを生やし、髪の毛をキレイに整えたナイスミドルなおじさまで、一部の地域ではヒンメルよりも人気があり、銅像も建てられています。
フリーレンは一度だけ彼と会ったことがありますが、ヒンメルたちは実際に南の勇者と会ったことはありません。
ただ、その名前だけは知っていたようです。
南の勇者の強さ
南の勇者の能力
南の勇者は「未来を視る」能力を持っています。
ただ、この未来視が魔法の一種なのか、それとも南の勇者独自の能力なのかはわかっていません。
未来を視る魔法はいくつか存在しており、ゼーリエもそれらを所持していました。
しかし、それらは制限が多かったり確実な未来ではなかったりと、あまり使い勝手のいい魔法ではなかったようです。
それでもそれらを特権として望む魔法使いは多く、ゼーリエは彼らに未来を視る魔法を渡してきました。
南の勇者の未来視はこれらとは比べ物にならないくらい優れた能力であり、完全なる未来を視ることができました。
南の勇者はこの未来視により、多くの魔族を討ち果たすことができたのです。
七崩賢の討伐
南の勇者は1人で魔王討伐の旅に挑み、その途中で七崩賢たちの襲撃にあいます。
このとき七崩賢は全員揃っており、実質7対1の戦いでした。
にもかかわらず、南の勇者はそのうちの3人を倒しています。
フリーレンたちは4人がかりででも倒せた七崩賢は2人なので、これだけでも南の勇者の強さがどれほどのものかがわかるでしょう。
フリーレンも「人類最強」という呼び名は南の勇者にふさわしいと認めていました。
ただ、2025年11月時点で南の勇者の戦闘シーンは出ていていないので、未来視以外の詳しい能力や戦い方などはわかっていません。
南の勇者はこの戦いで全知のシュラハトと相打ちになる形で亡くなりました。
南の勇者の登場回は何巻何話?
2巻11話「村の英雄」
ここで初めて「南の勇者」の名前が初めて出てきます。
フリーレンの回想の中でアイゼンが「人類最強と言われた南の勇者も七崩賢に討たれた」と言っています。
そのときヒンメルが「旅はまだ始まったばかり」と言っていたので、南の勇者の旅はヒンメルたちよりだいぶ先行していたことがわかります。
この時点ではどういった人物かよくわからなかった南の勇者ですが、後にすごい勇者だったことが明らかになります。
7巻63話「南の勇者」
この回が実質南の勇者の初登場回になります。
北側諸国のファーベル村でいつものように勇者の像の掃除を頼まれたフリーレンたち。
張り切って磨こうとするシュタルクは、それがヒンメルの像だと思いこんでいましたが、まったく見知らぬおっさんの銅像で驚きます。
フリーレンはそこでシュタルクとフェルンに、彼が南の勇者であることを教えました。
フリーレンがまだヒンメルたちと出会う前、南の勇者はフリーレンを仲間に誘いにきます。
あっさり断られるも、未来がわかっていた南の勇者はあっさりと引き下がります。
そして、自分の能力を打ち明け、この先若い勇者がフリーレンを誘いに来ると予言しました。
そして、フリーレンは彼と一緒に旅立ち魔王を討ち果たす、とも告げます。
信じないフリーレンに「会えばわかる」と言って立ち去ろうとする南の勇者。
その際、南の勇者は「道は必ずこの私が切り拓く」というヒンメルへの伝言を残し、実際に七賢崩の3人を倒して魔王討伐の道をヒンメルへと繋げたのです。
南の勇者がいなければ、フリーレンたちも魔王を討伐することができなかったかもしれません。
10巻88話「ソリテール」89話「罪悪感」
次に南の勇者の名前が出たのは、10巻の黄金郷のマハト編の回想でのことです。
「悪意」や「罪悪感」とは何かを探し求めながら各地を転々としていたマハトは、シュラハトに「南の勇者を討つのに協力してほしい」と言われます。
気が乗らないマハトでしたが、「未来視」が使えるシュラハトが立てる計画は絶対だということは理解していました。
さらに、自分との相性が最悪な奇跡のグラオザームが自分を狙っていることに気づき、彼の計画に乗ることにします。
こうして七賢崩は集結し、南の勇者は最期を迎えたのでした。
145話「未来視」(単行本未収録)
ここではゼーリエが「予知夢」という魔法で帝国の王と会話をしている様子が描かれています。
このゼーリエの「予知夢」は、夢の中でまれに未来を体験できるようになる魔法です。
しかし、これはとても不確かな魔法で、夢を見る時期や期間もランダムな上、発動自体もごくわずかな確率。
こういった魔法の特性を説明するゼーリエに、王は「随分と不便な魔法だな」と言います。
それに対しゼーリエは「人類の中で完璧な未来の予測を実現した者は、私の知る限りでは1人しかいない」と返し、その回想シーンに南の勇者の後ろ姿が描かれていました。
南の勇者がなぜゼーリエに会いに行ったかはわかりませんが、2人は面識があったことがこのシーンでわかりました。
葬送のフリーレンの南の勇者まとめ
南の勇者は登場回数が少ないですが、その強さは作中でもトップクラスといえるでしょう。
実際の活躍シーンがないのが残念ですが、いつか回想シーンで戦っている姿を見たいものですね。
アニメでは第2期での登場が決まっているので、アニメで南の勇者がどのように描かれるのかが楽しみです。